小型犬でも散歩には毎日行く必要がある!
今回は、小型犬の散歩について解説します。
「小型犬は散歩に行かなくても良い」といわれることがありますが、これは誤った情報です!
確かに小型犬は、大型犬や中型犬に比べると必要な運動量は少ないですが、小型犬でも散歩には毎日行く必要があります。
小型のワンコをお迎えする時、ペットショップなどで「小型犬は家の中で運動をさせれば毎日散歩に行かなくても大丈夫ですよ」などと、店員さんに言われた人もいるかもしれませんが、これはあくまでも単なるセールストークなのでご注意ください。
犬の散歩には運動だけではなく、「ストレスの発散」「飼い主とのコミュニケーション」「社会化」等の大切な役割があります。そのため、犬は散歩に行かないとストレスがたまったり、社会化不足から問題行動を起こすようになってしまいます。
ケガや病気、高齢など特別な理由がないかぎり、犬は小型犬でも毎日散歩に連れて行くようにしましょう。
小型犬に必要な散歩時間は?
小型犬に必要な散歩時間は、犬種によって異なります。
愛犬がもともとどんな用途で人間に飼われていた犬種だったのかを調べてみると、散歩時間を決めるのに役立ちますよ。
たとえば、貴族に可愛がられるのが仕事だった愛玩犬なら運動量は少なくて良いですし、猟犬として走り回っていた歴史を持つ犬種なら運動量がたくさん必要となります。
昔から愛玩犬として飼われていたのは、主に次の犬種です。
- チワワ
- マルチーズ
- シーズー
- ペキニーズ
- ポメラニアン
- パピヨン
- パグ
これらの小型犬は「1日に1回~2回、1回につき15分~30分ずつ」散歩に行けば満足する子が多いでしょう。中でもチワワ、シーズー、ペキニーズは必要な運動量が少ない傾向にあります。
猟犬として使役されていたのは主に次の犬種です。
- トイプードル
- ミニチュアダックスフンド
- ジャックラッセルテリア
- スコティッシュテリア
トイプードルは「1日に1回~2回、1回につき30分程度」、ミニチュアダックスフンドは「1回につき40分~1時間程度」の散歩がおすすめです。
テリア系の犬種、特にジャックラッセルテリアは運動量がたくさん必要で「1日に2回、1回につき1時間」は最低でも行くようにしてください。
ご紹介した時間はあくまでも目安なので、愛犬の様子を見ながら散歩の時間を調節することが大切です。
小型犬におすすめの散歩方法
小型犬は、怖がりな性格や体力的な面から散歩が苦手という場合も多く、「散歩に連れて行っても途中で歩かなくなる」と困っている飼い主さんもいると思います。
そのような場合はペットカートやキャリーバッグを利用して、公園に着いてから犬を歩かせるようにしたり、ベンチなどで休憩を挟みながら散歩するのがおすすめです。
また、散歩の途中でおやつタイムやオモチャで遊ぶ時間を取ると散歩嫌いの犬も楽しむことができます。お散歩ルートを複数用意して、飽きがこないようにするのも良いでしょう。
まとめ
小型犬に必要な散歩の時間や頻度、おすすめの散歩方法をご紹介しました。
小型犬の散歩は基本的に毎日、時間は犬種によって異なりますが1日に1回~2回、15分~1時間くらい必要です。
犬によって運動に対する欲求や体力には差があるので、愛犬の様子を見ながら散歩時間を決めるようにしましょう。
この記事を参考にしながら、小柄な愛犬との散歩を楽しんでくださいね。