犬が不安を感じてしまう『留守番の環境』5選
犬は仲間と共に行動する習性を持つ動物です。そのため、ひとりでお留守番することに不安を感じる犬は多くいます。留守番環境が悪いとより不安を強く感じてしまうため、犬を留守番させる際は環境を整えてあげることも大切です。
ここでは犬が不安を感じてしまう『留守番の環境』を紹介するので、当てはまっているご家庭は今日から改善してあげましょう。
1.外の喧騒が聞こえる
愛犬が留守番する際、過ごす環境が外から車やバイクの音が聞こえたり、通り過ぎる人たちの声が聞こえたりする場合、愛犬が落ち着いて休めず不安を感じてしまう恐れがあります。
慣れない音やニオイに警戒心を抱いてしまう犬は多く、心細さを感じている留守番中は特に不安感が強くなりがちです。なるべく外の影響を受けにくい環境でお留守番させてあげましょう。
2.隠れる場所がなく落ち着かない
留守番中も自由に動き回れるようにと、広いリビングなどでお留守番させているご家庭は多いでしょう。しかし、あまりに開放的で隠れられる場所がないと犬は落ち着いて休む場所を確保できず、不安になってしまうことがあります。
部屋の四隅やソファーの下などを活用し、犬が警戒せず落ち着いて休めるスペースを確保してあげましょう。
3.スペースがあまりに狭すぎる
留守番中、過ごすスペースがあまりに狭すぎる場合も改善する必要があります。あまりに狭いスペースで長時間過ごすことは、犬が退屈さや窮屈さを感じてしまう可能性が高いです。
「居心地が悪いな」「窮屈だな」と不快感を覚えてしまうと、その心理が不安を生んでしまう恐れがあります。愛犬が余裕で体勢を変えられたり、動いたりできるくらいのスペースは用意してあげましょう。
4.室内が真っ暗
犬は薄暗い環境の方が落ち着くといわれていますが、ひとりぼっちでお留守番する時は、家族がいる時と同じような環境を整えてあげることで安心感を与えてあげることができます。
家族と一緒に過ごしている時、部屋の中が明るい場合は部屋が暗くならないように工夫したり、外が暗くなってくる時間帯にタイマーをセットしてあげたりと配慮してあげましょう。
5.犬にとって危険なものが置かれている
部屋の中には犬にとって危険なものがたくさんあることにお気づきでしょうか。充電ケーブルや観葉植物、ゴミ箱など見渡すと意外にも多くの危険物が存在します。
このように犬にとって危険なものが置かれていると、留守番中に事故を起こしてしまう危険性が高まります。留守番中に怖い思いをしてしまうとその後トラウマとなってしまい、留守番に対する苦手意識がより強まってしまうのです。
犬が留守番に対して不安を抱かないよう、安全に留守番できる環境を整えてあげましょう。
留守番前後の行動や普段の習慣にも注意して！
留守番の環境を改善してあげることも大切ですが、普段から接し方や生活習慣に気をつけることも大切です。
在宅中、常に隣にいる生活に慣れてしまうと、いざ飼い主と離れる時に不安が余計に大きくなってしまったり、問題行動を引き起こして気を引こうとしたりする犬もいます。
また留守番前後、過剰にかまうことによって留守番の時の寂しさや心細さを増幅してしまう恐れがあります。なるべく留守番前、外出時には声をかけずにそっと家を出るようにし、帰宅後も片付けが終わるまでは落ち着いた態度で接するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が留守番に対して苦手意識を感じることは珍しいことではありません。しかし、留守番の環境や普段の接し方に問題があると余計に不安を煽ってしまう恐れがあるので、今一度、留守番の環境を見直してみましょう。
