『春が旬の野菜』を愛犬と楽しみたい!
多くの草花が咲き始める春は、多くの野菜が旬の時期を迎える季節でもあります。旬の時期に美味しくなる野菜を愛犬と楽しみたいと考えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
しかし人間には無害であっても、犬にとっては有毒性のある野菜は多く存在します。春が旬の野菜の中でどの野菜が安全に食べられるのか、また与えてしまうと危険なのかを事前に知っておくことが大切です。
また、元々肉食動物である犬にとって野菜は消化不良などのデメリットもあります。与える際は正しい与え方を理解した上で与えましょう。
犬も安心して食べられる『春が旬の野菜』3選
では、犬も安心して食べられる『春が旬の野菜』には、どのような野菜があるのでしょうか。それぞれ与える際の注意点があるので、正しい与え方で一緒に春の野菜を楽しみましょう。
1.キャベツ
キャベツは犬にとって有害な成分が含まれていないため、普段から与えているという方も多いと思います。春に旬の時期を迎えるキャベツは、旬の時期になるとより甘みが強くなるため美味しくいただけます。
また、キャベツには多くの栄養成分が含まれているため、犬にとって健康効果も高い野菜です。ただし水溶性の成分が多いので、水洗いすることで栄養分が流れ出てしまうことも多く、煮込んだスープごと与える方法がおすすめです。
さらに食物繊維が豊富に含まれているキャベツは、与えすぎると下痢を引き起こす危険性があります。ドッグフードに少量トッピングする程度が望ましいでしょう。
2.アスパラガス
アスパラガスはきちんと加熱することで犬も安全に食べられる野菜です。シャキシャキとした食感を楽しむことができるため、おやつ代わりに与えるのも良いでしょう。
アスパラガスはビタミンやミネラルを豊富に含んでいるため、疲労回復や免疫力の維持、老化防止などにも効果が期待できます。
アスパラガスも栄養分が多いため、与えすぎてしまうと栄養分の過剰摂取となり、かえって健康に悪影響を与えてしまいます。時々、少量のみを与えるようにしましょう。
3.長いも
基本的に長いもも犬にとって有害な成分は含まれていないので、食べても問題ありません。ただし、犬によっては皮膚に痒みが生じる子もいるため、初めて与える時はごく少量を与えて様子を見るようにしてください。
長いもは腸の調子を整えてくれる作用があるため、便秘気味の時には特におすすめです。ただし、元々お腹を壊しやすい犬は下痢になってしまう危険性があるので、与えることは避けた方が良いでしょう。
長いもは加熱せずに生のままで与えても問題ありません。すりおろしてドッグフードにトッピングするなど、さまざまなアレンジ方法で楽しみましょう。
要注意!犬にやってはいけない野菜の与え方は?
今回紹介した野菜には、それぞれ与える際の注意点がありました。他の野菜にも同じことが言えますが、犬に野菜を与える際は以下の点に注意しましょう。
- 一度に大量の野菜を与えてはいけない
- ドッグフードの代わりに野菜を与えてはいけない
- 加熱が必要な野菜を生のまま与えない
元々肉食動物である犬にとって野菜は消化しにくい食材です。そのため、一度に大量に与えてしまうと消化不良を引き起こし、下痢や嘔吐などの症状を見せる恐れがあります。
また、与えすぎてしまうと総合栄養食であるドッグフードが食べられなくなり、栄養バランスが崩れてしまう危険があるので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。愛犬と一緒に楽しめる『春が旬の野菜』を与える際は、必ず与えすぎに気をつけ、調理方法にも気を配ってあげてください。安全に春の野菜を一緒に楽しみ、食を通してより愛犬と絆を深めましょう。