愛犬の「ストレスが最大に溜まっている」サインとは
犬も人間と同じようにストレスを感じます。犬は言葉が話せないので、飼い主が愛犬からのサインに気付いて、愛犬のストレスを解消してあげなくてはいけません。
ここでは、犬のストレスが最大に溜まっている時に見せるサインをいくつかご紹介しますので、愛犬に当てはまるものがないかチェックしてください。
1.下痢や嘔吐をする
犬のストレスは体調不良として現れることがあります。特に下痢や嘔吐など、消化器系の症状としてあらわれることが多いです。
症状が環境の変化などによる一過性のものであれば、数日で治ることもあります。犬に元気や食欲がある場合は2~3日様子を見ても良いでしょう。
体調が回復しない、元気や食欲が無い場合は早めに動物病院へ行くようにしてください。
2.攻撃的になる
犬はストレスが溜まると攻撃的になる場合があります。
普段は大人しい犬でもストレスが限界にくると、唸ったり噛んだりといった問題行動を起こすことは少なくありません。
もし愛犬に唸られたり噛まれたりしても、大声で叱ったり叩いたりは逆効果なので絶対にしないでください。「ダメだよ」と冷静に伝えて、愛犬のストレスを解消するようにしましょう。
3.自分の尻尾を追いかける
犬が自分の尻尾を追いかけてグルグル回るのもストレスのサインです。これは「常同行動」と呼ばれ、ストレスが原因で同じ行動を意味もなく繰り返すことをいいます。
エスカレートすると「常同障害」と呼ばれるようになり、ひどい場合は犬が自ら尻尾を嚙みちぎってしまうこともあります。
4.前足を繰り返し舐める
犬が自分の前足を繰り返して舐めるのもストレスが溜まっているサインです。執拗に舐めることで炎症や脱毛が起きてしまうこともあります。
この行動も「常同行動」の一種です。エリザベスカラーで対策することができますが、犬が嫌がって逆にストレスが溜まることもあるので、ストレスの原因を解消するようにしましょう。
愛犬のストレス解消方法や普段からすべき対策
愛犬がストレスのサインを見せていたら、飼い主がストレスを解消してあげるようにしましょう。
愛犬がストレスのサインを出していたら、散歩などの運動をさせてストレスを発散させてあげましょう。犬は寂しさからもストレスを感じるので、飼い主とのスキンシップやコミュニケーションを増やすのも効果的です。
同時に、ストレスの原因を考えて改善したり、ストレスの元を取り除くようにしましょう。
また、愛犬のストレスが溜まらないようにする対策としては、毎日適度な運動をさせることがおすすめです。
さらに、犬は騒がしい場所や温度が適切でない場所に長くいてもストレスが溜まるので、適度な運動をさせると同時に落ち着ける環境を整えることも意識しましょう。
ストレスのサインが出ていないか毎日愛犬の様子を観察し、異変があればすぐに気付けるようにしてください。
まとめ
犬は環境の変化や運動不足、飼い主とのコミュニケーション不足などにストレスを感じやすい傾向にあります。
愛犬の様子を毎日チェックし、早い段階でストレスサインに気付くことができれば症状が悪化する前に対処することが可能です。
愛犬からのサインを見逃さず、ストレスが溜まらないように対処してあげましょう。