犬のトイレを置いてはいけない「絶対NGな場所」3選!その理由と安全な配置場所とは?

犬のトイレを置いてはいけない「絶対NGな場所」3選!その理由と安全な配置場所とは?

犬の生活環境を整える上で、トイレの設置場所はとても重要なポイントです。この記事では、トイレを設置するのにNGな場所とその理由について、詳しく解説したいと思います。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

1.開放的すぎる場所

トイレシーツに座る犬

犬を含め、動物にとって排泄中というのはとても無防備な状態になるため、落ち着かない気持ちになることが多いものです。

野生の世界では、ほかの動物から攻撃されたり危険が迫ったりすることはめずらしくないため、常に周囲への警戒を怠りません。しかし、排泄中はどうしても背後への警戒状況が薄れてしまいますし、何かあってもすぐに動き出すことができないでしょう。

そのような危機感は、現代の犬たちも本能的に持っていることが多いため、排泄場所や排泄するタイミングについて神経質になりがちな犬も少なくないのです。

そのため、家の中であっても常に人の出入りがある部屋の扉のすぐ近くや、四方全てに壁となるものがなく開放的な場所では、なかなか落ち着いて排泄できなくなってしまうことがあります。

犬のトイレは、部屋の角やソファの影になるようなところなど、犬が落ち着いて排泄できる場所に設置してあげるといいでしょう。

2.騒がしい場所

テレビ

開放的すぎる場所では落ち着いて排泄ができないのと同様に、あまりにも騒がしい場所も犬のトイレの設置場所には向かないと思います。

犬は音に敏感なので、大きな音がしたり突然音がしたりすると、びっくりしてしまうことがあります。そのため、テレビやスピーカーの近く、ガチャッと開く扉のそばなどは避けた方がいいでしょう。

排泄中に大きな音がしてびっくりすると排泄を中断してしまうことがありますし、そのような経験からトイレに警戒心を抱くようになって排泄を我慢するようになることもあります。そのせいで膀胱炎や便秘になってしまったり、ほかの場所で排泄してしまったりするようになることも考えられます。

3.寝床のすぐ近く

トイレシーツで寝ている子犬

犬は元々きれい好きな気質を持っていることが多く、自分たちの巣穴の場所が外敵に知られないように巣穴(寝床)から離れた場所で排泄をすることもめずらしくありません。

そのため、犬のベッドやケージなど寝床の隣のすぐ近くにトイレを設置すると、犬は嫌がってその場所で排泄をしたがらないことがあるのです。

また、子犬や室内飼育を始めたばかりの犬の場合、トイレシーツと寝床の区別がつきにくく、トイレトレーニングがスムーズに進まないことも考えられます。

特に、トイレシートと寝床に敷いているマットの感触が似ていると、勘違いから排泄を失敗することも十分考えられるので気をつけてあげてください。

トイレの場所をコロコロ変えるのもNG

おしっこを失敗して掃除されてるのを眺める犬

トイレの設置場所を短期間に何度も変えると、犬はトイレの場所がわからなくなってしまったり、慣れない場所で落ち着かなくなってしまったりすることがあります。

引っ越しで環境が大きく変わるだけでなく、同じ部屋の中であっても模様替えなどで犬のトイレや家具の位置が変わると、トイレを失敗するようになってしまうことがあるのです。

トイレトレーニングがまだ完璧ではない状態であれば、できるだけトイレの場所は変えないようにしてあげてください。

まとめ

トイレと犬

犬にとって、トイレの場所というのはとても大切なものです。排泄中は無防備な状態になるため、犬が神経質になりがちなので、できるだけ落ち着いて排泄できる場所にトイレを設置してあげましょう。

排泄の我慢や失敗は、飼い主さんだけでなく犬自身にとっても大きな負担やストレスになることだと思います。

愛犬が落ち着いて排泄できる場所を探して、トイレを設置するようにしてくださいね。

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