犬が車酔いをしている時に出る症状6つ
愛犬とのドライブはとても楽しいものですが、実は犬も人間と同じように「車酔い」をすることがあります。犬は「気持ち悪い」と声に出して訴えることができないので、飼い主が犬の異変に気付いてあげなくてはいけません。
犬が車酔いしている時の症状をご紹介するので、愛犬とドライブする時に症状が出ていないかチェックしてあげてください。
1.嘔吐する
犬も人間と同じように、車に酔うと嘔吐することがあります。
嘔吐している場合はかなり症状が重くなっていますので、早急に対処するようにしましょう。犬が嘔吐しても対応できるように、ペットシーツやゴミ袋、除菌シートを車に置いておくのがオススメです。
2.よだれが大量に出る
犬がよだれを大量に出しているのは、車酔いをしているサインです。犬は車酔いをすると、不安やストレスからよだれの分泌が多くなってしまいます。
3.あくびを繰り返す
車酔いをしている犬は、あくびを繰り返すことがあります。
あくびは自分自身を落ち着かせる時に行う仕草です。車酔いからくる不安やストレスをあくびで和らげようとしているのでしょう。
4.震える
犬は車に酔うと体が震えることがあります。気持ち悪さや緊張感からブルブルと震えてしまうのです。
犬が震えている時はなにか原因がありますので、様子を確認してあげましょう。
5.ソワソワする
犬の車酔いの初期症状に多いのが、ソワソワする行動です。愛犬が落ち着かない様子でソワソワうろうろしていたら、体調不良を疑ってください。早めに対処することはとても大切です。
6.クンクン鳴く
犬は車に酔うとクンクン鳴くことがあります。鳴いて体調不良を飼い主に訴えかけているのでしょう。中には「ワンワン」と吠える犬もいるようです。
犬が車酔いをした時の対処法
愛犬に車酔いの症状が見られたら、次の対処法を行ってください。
- 窓を開けて空気を入れ替える
- 車内の温度を下げる(涼しくする)
- 車を降りて休憩する
- 水を少し飲ませてみる
対処法は人間の車酔いと同じです。車を降りて休憩するのが、最も効果的でしょう。
車酔いと似た症状が出る危険なサイン
犬が車酔いをした時の症状をご紹介しましたが、実は次の状態の時にも犬は同じような症状を見せます。
- 誤食による中毒
- 熱中症
車内にあるチョコレートやキシリトールガムなどを誤食すると、犬は中毒を起こします。嘔吐がある時は、誤食をしていないかどうかも確認しましょう。
また、熱中症になった犬には大量のよだれやソワソワする症状が現れます。体温がいつもより熱い、舌が真っ赤になっている時は熱中症になっているかもしれません。
中毒、熱中症は犬の命にかかわりますので、すぐに動物病院へ行くようにしてください。
まとめ
今回は、愛犬が「車酔い」をしている時の症状をご紹介しました。
犬が車酔いしている時の初期症状はあまり目立つものではないので、愛犬が嘔吐して初めて車に酔っていたことに気付く飼い主さんも少なくありません。
ソワソワする、よだれやあくびが多くなるなど、早い段階で犬の異変に気付いて対処できるようにしておきましょう。
もし愛犬が嘔吐してしまっても、落ち着いて対応してください。飼い主さんが焦ってしまうと犬もさらに不安な気持ちになってしまいます。
運転中は愛犬の体調にも注意しつつ、余裕を持ってドライブを楽しんでくださいね。