犬の散歩は朝と夜どっちに行くべき?
犬を飼い始めると「散歩って何時ごろに行けばいいの?」と悩んでしまう人も多いと思います。
実は犬の散歩は、朝と夜どちらの時間帯に行くのが良い・悪いというのはありません。重要なのは、時間帯よりも気温です。特に、地面や気温が高温になる季節は時間帯に気を付けてください。
夏は、早朝や日没後の涼しい時間が散歩のチャンスです。必ず地面を素手で触って熱くないか確かめてから、犬を歩かせるようにしましょう。高温になった地面を歩かせると犬が足を火傷したり、熱中症になるリスクがあります。逆に真冬は、暖かい昼間の時間に行くのがおすすめです。
多くの飼い主さんは、時間に余裕があって1年中行きやすい朝や夕方の時間に犬を散歩させている人が多いようです。
犬種ごとの適切な散歩時間と頻度
犬は体の大きさだけでなく、犬種によっても適切な散歩の時間や頻度が異なります。
愛犬の犬種がどのような歴史を持つ犬なのか知っておくと、散歩時間や頻度を考えるのに役立つのでおすすめです。
ここでは、有名犬種ごとに適切な散歩時間や頻度についてご紹介します。愛犬の犬種に近いものを参考にしていただければ幸いです。
チワワ
チワワの散歩は1日1回~2回、それぞれ15分~30分ほどが適切です。
ペットショップなどで「チワワには散歩が必要ない」などといわれることもありますが、それは誤りですのでくれぐれもご注意ください!
体の小さいチワワでも、ストレスの発散や社会化訓練、飼い主とのコミュニケーションとして散歩は必要です。とはいえ、長時間の散歩やハードな道を歩かせるのはチワワに負担になりますので、近所の道や公園を少し歩かせるのがおすすめです。
トイプードル
人気犬種のトイプードルも、チワワと同じく1日1回~2回、15分~30分ほどの散歩が適しています。しかし、実はトイプードルはもともと猟犬として活躍していた活発な犬種です。
なかには、30分の散歩では満足できないトイプードルもいるかもしれません。トイプードルの散歩には1回40分~1時間必要だという専門家もいます。
個体差もあるかと思いますので、飼っているトイプードルの様子を見ながら時間を調整してあげるようにしましょう。
ジャック・ラッセル・テリア
ジャックラッセルテリアの散歩は1日2回、それぞれ1時間~2時間ほど必要です。
小型犬に分類されるジャックラッセルテリアですが、その活発さは犬の中でもトップクラス! 猟犬として獲物を追いかけ回していた歴史を持つ犬種なので、かなりの運動量が必要となります。
こちらも、愛犬の様子を確認しながら、満足できる適切な散歩時間を調整してあげましょう。
柴犬
海外でも人気の柴犬は1日に2回、トータルで1時間程度の散歩時間が適切です。
柴犬は猟犬として活躍していた日本犬なので、必要な運動量は少し多めになっています。柴犬の筋肉質でしっかりした骨格を維持するためにも、運動はしっかり行うようにしましょう。
シベリアンハスキー
大型犬であるシベリアンハスキーの散歩時間は1日に2回、最低でも合わせて2時間程度は必要、といわれています。
シベリアンハスキーは体力と持久力に優れており、かなりの運動量を必要とする犬種です。そのため、テレビやSNSでの可愛い姿だけ見て安易に飼ってしまうと、後々大変な思いをするかもしれません。
お迎えする場合は、事前に犬種の特徴についてきちんと学んだうえで、愛犬が満足できる散歩時間を日々確保できるかどうかを確認されることをおすすめします。
まとめ
犬の散歩について解説しました。
今回ご紹介した散歩時間や頻度はあくまで目安なので、愛犬の性格や体力、年齢に合わせて調整するようにしてください。
散歩は愛犬と飼い主の大切なコミュニケーションの時間です。ぜひ楽しみながら行うようにしましょう。