犬が亡くなる可能性がある留守番の仕方4選
1.誤飲・誤食するようなものを放置している
愛犬が留守番中に退屈しないよう、おもちゃを与えてから出かける方も多いことでしょう。ですがそのおもちゃの選び方によっては事故の危険性が高まります。
犬が簡単に噛みちぎれそうなゴムのおもちゃや、パーツが取れるおもちゃ、破れると綿が出てくるおもちゃなどは1人で遊んでいる時にうっかり誤飲してしまうかもしれません。あるいは出しっぱなしにしている乾電池やボタンなど小さいものも、好奇心から口にしてしまうこともあり危険です。
またゴミ箱をあさってしまう、または食べかけで出しっぱなしにしていた人間の食べ物にいたずらをして誤食するケースも考えられます。
飼い主さんのいない状態で窒息してしまったり、窒息しなくても異物が内臓を傷つけたり、腸閉塞を起こしたりして亡くなるケースも少なくありません。
2.十分な水を準備していない
外出する前に、犬の飲む水はチェックしていますか?飲み水が不足すると、特に夏の場合は犬が脱水症状になる危険性があります。留守番中に脱水症状になり、そのまま放置すると死に至るケースもあるのです。
「すぐに帰ってくるから」と考えていても、思わぬ出来事で帰宅が遅くなることもありますよね。犬が十分に水分を取れるよう、しっかりと準備してから自宅を出るようにしましょう。
3.いたずらできる環境
犬がいたずらができる環境も危険です。コンセントや家電におしっこをかけたり、電気コードをかじったりして漏電やショートさせてしまい、それが火災に繋がる可能性があります。偶然ガスコンロやIHコンロのスイッチをさわってしまい、火や電気が通ってしまって事故になると取り返しがつかなくなるかもしれません。
また飼い主さんがいないからこそ、好奇心を出して高いところに登ろうとして転落する、あるいは棚に置いているインテリアを落としてケガをするケースも考えられます。
4.室温管理がされていない
室温管理がされていない状態で留守番させるのも危険です。犬はほとんどの場合、体温調節が苦手です。エアコンなどの室温を調整する工夫をせずに留守番をさせると、熱中症になってしまう可能性があります。
夏はもちろんのこと、朝晩は涼しい春や秋も日中は暑いこともあるので飼い主さんがいない時に室温が何度くらいになるのか把握しておきましょう。
冬も暖かければいいというものではなく、室温が暖かすぎると熱中症になる危険性があります。自分で室温管理ができない犬のためにも、人間以上に気を配ってあげてください。
留守番中の愛犬の死亡事故を防ぐには
犬にとって危険なものは取り除く
誤飲・誤食しそうなものは取り除きましょう。アクセサリーなどの小さいものはもちろん、紐やヘアゴムといったものでも可能性はあります。高めの引き出しの中など犬の手の届かない場所にしまう習慣をつけるのをおすすめします。
留守番中に与えるおもちゃは、犬でも噛みちぎられない素材や、犬の口に全て入ってしまわない大きさのものがよいでしょう。
ゴミ箱は蓋つきのものを使うようにしてください。可能なら、留守番中は犬の入れないような場所にゴミ箱を置いておくのも1つの方法です。
便利アイテムを取り入れる
コンセントにはコンセントカバーやコンセントキャップ、コードには電気コードカバーやケーブルボックスなど便利アイテムを取り入れるのもおすすめです。
また外出時にはガスの元栓を閉める、キッチンには立ち入らないようペットフェンスを設置するというのも火災防止策になります。
ケージ・サークルを活用するのもおすすめ
ケージやサークルを活用するのもおすすめです。誤飲・誤食しそうなものやクッションなどのいたずらしそうなものは取り除き、コンセントや家電などもない場所に設置すれば様々な事故を防げます。水やトイレ、外出が長引くなら給餌器も、ケージやサークル内に置いておき、犬が快適に過ごせるようにしましょう。
ただ直射日光のあたる場所は犬が体温調節できずに、熱中症になる危険性もあるので、設置場所には十分に注意してあげてくださいね。
室温・水の管理は忘れずに
季節を問わず、室温・水の管理はしっかりとやりましょう。室温は21~25度、湿度は50%~60%が目安ですが、年齢や犬種によっても異なるので愛犬に合わせて調整してください。
水は新鮮なものを準備し、犬が倒してしまう可能性もあるので複数個準備しておくと安心です。
まとめ
今回は犬が亡くなる危険性のある留守番の仕方について、4つご紹介しました。飼い主さんのいない間にどういった死亡事故が起きる可能性があるのか、おわかりいただけたことでしょう。そういった悲しい事故を防ぐための安全な環境づくりについてもまとめたので、ぜひ愛犬のお留守番対策に役立ててくださいね。