「触れてはいけない犬」4選!主な特徴や理由、すべき対応を解説

「触れてはいけない犬」4選!主な特徴や理由、すべき対応を解説

今回は、「触れてはいけない犬」をご紹介します。触れてはいけない理由や、見かけた時の対応についても解説するので参考にしてください。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

人の犬に無断で触るのは絶対にNG!

飼い主以外に威嚇する犬

この記事では「触れてはいけない犬」の特徴をご紹介しますが、そもそも人の犬に無断で触るのは絶対にやめてください。

犬好きの人は、可愛い犬を見るとつい触りたくなってしまうと思います。しかし、勝手に人の飼い犬に触るのは危険です。さまざまな性格の犬がいますので、安易に触ろうとするとトラブルが起きる可能性があります。

勝手に愛犬に触られることを不快に感じる人もいるので、もし犬に触りたいなと思ったら「触らせてもらっても良いですか?」と、必ず事前に飼い主さんに許可を得るようにしましょう。

「触れてはいけない犬」4選

吠えるシェパード

ここからは「触れてはいけない犬」の特徴をご紹介します。

ご紹介する特徴の犬には、近づいて「触っても良いですか?」と聞くのもNGです。じっと見つめたり、近くで大きな声をあげるのもやめてください。

「そっとしておく」のが正しい対応なので、覚えておきましょう。

1.仕事中の補助犬

障害がある人の生活をサポートする「補助犬」を見かけても、触ろうとするのはやめてください。

賢くて大人しい補助犬を見ると触りたくなってしまうかもしれませんが、街中を歩いている補助犬は仕事中の身です。知らない人に触られると、集中力が切れて仕事に影響がでてしまうかもしれません。

「補助犬」と呼ばれる犬には、主に次のような種類がいます。

  • 盲導犬
  • 介助犬
  • 聴導犬

補助犬はそれぞれ目印となるハーネスやベストを身に着けているので、見かけたらそっと見守るようにしましょう。

もし補助犬と歩いている人(ユーザー)が困っていたり、誤って危ない場所へ行きそうになっていた時は手助けしてあげてくださいね。

2.唸ったり吠えたりしている犬

人や他の犬に向かって唸ったり吠えたりしている犬は、触らないようにしましょう。

特に歯を剥きだして唸っている犬は噛みつく可能性が高いので絶対に触ってはいけません。吠えている犬は興奮しているだけの場合もありますが、触らないほうが安心でしょう。

3.怖がっている犬

怖がっている犬

「体が震えている」「飼い主の後ろに隠れようとする」こういった犬は、とても怖がっているので触らないであげましょう。

怖がっている犬に無理やり近づいて触ろうとすると、犬は首輪を無理やり外して逃げたり怖さのあまり噛みついたりすることがあります。

4.黄色いリボンを身に着けた犬

リードや首輪に目立つ「黄色いリボン」をつけた犬には触らずそっとしておきましょう。

これはスウェーデン発祥とされる「イエロードッグプロジェクト」という取り組みです。参加している犬達は、治療中や訓練中などの事情を抱えています。黄色いリボンは「そっとしておいて欲しい」「触らないで欲しい」という飼い主からの意思表示です。

黄色いリボンをしている犬を見かけた時に自分が犬を連れている場合は、道を変えたりして対応してあげてください。

まとめ

盲導犬

「触れてはいけない犬」4選をご紹介しました。

犬を見るとつい触りたくなってしまいますが、街中にいる犬はさまざまな事情を抱えています。何も考えずに触ろうとすると噛まれるなどトラブルになりかねません。

トラブルを回避するために大切なのは「知ること」です。

補助犬のハーネスやベスト、イエロードッグプロジェクトの黄色いリボンを知っていれば「触ってはいけない犬だ」と気付いて対応することができます。

また、犬の仕草や行動の意味を理解していれば(この犬は怖がっていて噛みそうだな)と気づいて、スムーズに離れることが可能です。

そもそも「人の犬に無断で触ってはいけない」ことを知っていれば、トラブルになることはありません。人懐っこそうな犬を見かけても、まずは飼い主さんに触っても良いか尋ねてから触るようにしましょう。

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