「小型犬は散歩に行かなくても大丈夫」って本当?
「小型犬は体格が小さいから、たくさん運動しなくても大丈夫!」「だから散歩に行かなくても大丈夫だよ」という話を耳にしたことはありませんか。
中型犬や大型犬に比べると体格が小さく体力の消耗も激しい小型犬は、一般的に多くの運動量を必要としていないといわれています。しかし、本当に小型犬は散歩に行かなくても大丈夫なのでしょうか。
結論から言うと答えは「NO」です。小型犬にとっても散歩はさまざまな面で重要な日課であり、散歩に行かないと色んなデメリットが生じてしまいます。体格の小さな小型犬であっても、散歩はなるべく毎日連れて行くようにしましょう。
小型犬も絶対に散歩へ行くべき5つの理由
なぜ体格が小さく運動量をあまり必要としない小型犬を絶対に散歩へ連れて行くべきなのでしょうか。ここでは小型犬も絶対に散歩へ行くべき理由を5つ紹介します。無理は禁物ですが、なるべく毎日散歩に連れて行ってあげましょう。
1.運動不足解消のため
体格が小さく運動量を必要としないとはいえ、小型犬も適度な運動は必要です。屋内だけでは気分的にも運動量が足りず、犬自身がストレスを溜めてしまう恐れがあります。
また、小型犬の中には中型犬並みに運動量が必要な犬種もいるため、体格が小さいからといって運動量が少なくて良いというわけではありません。愛犬にとって必要な運動量を把握しましょう。
2.他の犬や人と交流するため
散歩に連れて行くと、散歩中に他の犬やその飼い主さんと交流する機会があります。このように他の犬や人と交流することで、社会性を高めることができる点も散歩の重要な役割です。
他の犬や人と交流する機会が極端に少ないと、人見知りによって警戒心が強くなってしまい、飼い主以外の人や犬に威嚇行動をとるようになってしまいます。また、人見知りによるストレスを強く感じやすくなるため、愛犬のためにも他の犬や人との交流は大切です。
3.いろいろな刺激に触れさせるため
散歩に連れて行くことで、屋内だけでは感じられない刺激に触れることができます。外ならではの音や匂いを感じることで、好奇心がくすぐられたり、脳が活性化するという研究結果も発表されています。
また、今まで知らなかった匂いや音に慣れることで、新しいものへの警戒心や恐怖感を和らげることにもつながります。これからいろいろな場所に連れていきたいと考えている人は、特に多くの刺激に触れさせてあげましょう。
4.犬としての本能的欲求を満たすため
人間と暮らしているとはいえ、犬としての本能的欲求を時々満たしてあげることは大切です。中でも散歩は毎日行う日課であり、屋内よりものびのびと犬らしさを堪能できる時間でもあります。
例えば、散歩中に地面や草花の匂いを一生懸命嗅いでいる犬は多いですが、これも本能的欲求を満たす行動の1つです。好奇心を満たしてくれるため、ストレス緩和や幸福度上昇にもつながります。
5.飼い主とのコミュニケーションを深めるため
最後に、散歩を通して飼い主との絆が深まるという話も有名です。屋外という自分の縄張りの外で飼い主と行動することによって、散歩ならではのコミュニケーションをとることができるからです。
例えば、知らない犬や人にあった時や慣れない音を聞いた時など、飼い主が落ち着かせてあげることで「飼い主さんは信頼できる」「頼もしい」と改めて絆を深めることができるでしょう。
他にも散歩中にアイコンタクトを取ることで、同じ時間を共有している感覚を強めたり、「飼い主さんが見てくれている」と愛情を感じやすくなるともいわれています。
まとめ
いかがでしたか。小型犬は散歩に行かなくても大丈夫といわれることがありますが、運動不足解消以外にも散歩には重要な役割があります。小型犬であってもなるべく毎日散歩に連れていき、ストレスを発散させてあげましょう。