犬が「ストレス」を感じるシチュエーション
では、犬が「ストレス」を感じてしまうのは、どのようなシチュエーションなのでしょうか。
1.掃除機をかける時
犬がストレスを感じるシチュエーションには、掃除機をかける時があります。
- 家具の下や裏に隠れて出てこなくなる
- 自らケージの中に入る
- 逃げ回る
- 掃除機と戦おうとする
- 掃除機に吠えまくる
- お漏らしをしてしまう
このような行動をしていたら、それは犬のストレスサインです。
犬にとって、掃除機が出す騒音がストレスの原因になることがほとんどですが、得体の知れない物体が自分に向かってくることがストレスの原因になるという場合もあります。
また、飼い主が掃除機をかけると遊んでもらっていると勘違いする犬もいますし、全く興味を示さない犬もいます。これは稀なケースであって、ほとんどの犬は掃除機が苦手です。
掃除機によるストレスを解消してあげる方法は、他の部屋で待っていてもらうことです。家族がお散歩に連れて行ってくれている間に掃除機をかけるという方法が最もおすすめできます。
2.他人に預けられる時
犬がストレスを感じるシチュエーションには、他人に預けられる時があります。
- 離れて暮らす家族に預けられる
- ペットホテルに預けられる
- トリミングサロンに預けられる
- 動物病院に預けられる
- 飼い主の恋人に預けられる
よくあるシチュエーションなのではないでしょうか。ただ預けられるだけではない、トリミングサロンや動物病院では「何かをされる」という状況が最もストレスになりやすいです。
他人に預ける時のストレスをゼロにすることは難しいです。家族・ペットホテル・恋人に預ける場合では、愛犬が普段から使い慣れているベッド・ブランケット・食器・おもちゃなども一緒に預けるとよいと思います。
ストレスを軽減させるという意味での解消法としては十分におすすめできる方法です。飼い主のニオイの染みついたものを一緒に預ける、という方法も安心できる材料になると思います。
3.お腹が空いている時
犬がストレスを感じるシチュエーションには、お腹が空いている時があります。
飼い主の帰宅が遅くなってしまった時、空腹でいる時間が長くなり、お腹が空いてしまいます。飢餓状態とまではいかないと思いますが、犬にとって空腹は命の危険を感じるものです。
空腹によるストレスを解消するためには、定期的に帰宅が遅くなる飼い主の場合、自動給餌器を活用されるとよいと思います。設定した時間になるとドッグフードが供給される機器もあります。スマートフォンで遠隔操作することができる機器もあります。
空腹を感じにくくする方法として、おやつが飛び出してくる機器もおすすめできます。
4.寒すぎる時・暑すぎる時
犬がストレスを感じるシチュエーションには、寒すぎる時・暑すぎる時があります。
犬がお留守番する室内は、犬が快適に過ごせる温度・湿度に保つことが必要です。温度は18℃~22℃を目安に、湿度は40%~60%を目安にするとよいです。
犬種・年齢・健康状態・季節によって適した設定温度は異なります。愛犬が快適に過ごせる温度と湿度を見極めなければなりません。
ストレスの解消法としては、冷暖房(エアコン)の使用が最もおすすめです。エアコンの設定温度ではなく、室内温度計に表示された温度と湿度で管理します。
朝と昼と夜とでは室内の温度も変化しますし、1日のほとんどをお留守番している犬には、スマートフォンで設定温度を調整することができるエアコンへの買い替えも検討されるとよいのではないでしょうか。
まとめ
犬がストレスを感じるシチュエーションを4つ解説しました。
- 掃除機をかける時
- 他人に預けられる時
- お腹が空いている時
- 寒すぎる時暑すぎる時
我が家の愛犬も掃除機が苦手で、ストレスを感じているだろうと思っていたのですが、騒音の小さな掃除機に買い替えるだけでも、愛犬の反応が変わったと感じました。
音に敏感でストレスを感じやすい愛犬のために、音の大きさ(デシベル)で電化製品を選ぶとよいと思います。
どうしても避けられないストレスもありますよね。解消法も上手く活用していただけると嬉しいです。