犬とドライブする時の『絶対NG行為』3選 最悪の場合、亡くなってしまうことも

犬とドライブする時の『絶対NG行為』3選 最悪の場合、亡くなってしまうことも

犬とドライブする時の「絶対NG」行為をご紹介します。犬の命にかかわる行為ばかりですので、どんな危険があるのかドライブに行く前に必ずチェックしておきましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬とドライブする時の「絶対NG行為」3選

ドライブする男女と犬2匹

犬とドライブする時のNG行為をご紹介します。どの行為も愛犬の命にかかわる大変危険なものばかりです。

どんな行為がNGなのかチェックし、いま一度愛犬とのドライブの仕方を見直してみてくださいね。

1.犬を膝に乗せて運転する

ドライブする時に愛犬を膝に乗せたまま運転するのは絶対にNGです。

あまり知られていませんが、犬を膝に乗せて車を運転する行為は、道路交通法で禁止されています。運転手が犬に気を取られて事故を起こす危険があるからです。

どれだけ大人しい愛犬でも、いつどんな行動を取るかは予測できません。なにかに驚いて暴れたり、車酔いで嘔吐してしまったりすることもあります。そうなれば運転手が落ち着いて運転するのは難しいでしょう。

運転席だけでなく、助手席もエアバッグが作動した時に犬が危険です。犬を膝に乗せて車に乗るのはやめておきましょう。

2.犬にリードを付けずに座席に座らせる

ドライブをする時、リードも何も付けない状態で犬を座席に座らせるのは大変危険です。

犬は人間のようにシートベルトを着用できないので、振動や急ブレーキによって犬が座席から落下し骨折する可能性があります。車が事故に遭った場合は、大きな事故ではなくても衝撃によって犬が車外に放り出されて死んでしまうこともあるのです。

また、窓が開いていれば犬が車から飛び出してしまい、逃走や落下による大怪我、最悪の場合は死に至ることも考えられます。注意しましょう。

3.犬を車に置いていく

ドライブ中に高速道路のSAや道の駅に立ち寄って休憩をするという人は多いと思いますが、この時に犬を車に置いていくのはNGです。

犬を車に置いて行くと次のようなリスクが考えられます。

  • 熱中症
  • 盗難
  • 座席から落下する
  • 車の中にある物の誤飲誤食

さまざまなトラブルを防ぐために、トイレや食事には家族で交代して行くのが安心です。

一人で運転している場合は犬を必ずクレートなどに入れ、トイレは急いで済ませて食事は車の中で取るようにしたほうが良いでしょう。できるだけ犬が車でひとりにならないようにしてください。

最近ではドッグランが併設されるなど犬連れに優しいSAや道の駅が増えています。ドライブをする前に調べておくと良いでしょう。

犬と安全にドライブする方法

ペット用シートベルトをしてもらう犬

犬と安全にドライブをするためには「クレート」や「ドライブボックス」「ペット用シートベルト」などのアイテムを使うのがオススメです。

ケージやドライブボックスは車のシートベルトに取り付けることが可能なので、犬を中に入れておけば落下や飛び出しを防ぐことができます。犬はある程度狭い場所にいたほうが落ち着きますし、振動が軽減されるため車酔いの予防にもなるでしょう。

大型犬やクレートが苦手な犬にはペット用シートベルトも活用してください。

まとめ

運転中の女性の膝に乗る犬

犬とドライブする時の「絶対NG行為」を3つご紹介しました。

「閉じ込めるのは可哀想」といって犬をフリーな状態で車に乗せている人も多いと思いますが、事故に遭ってからでは取り返しがつきません。

愛犬の命を守れるのは飼い主さんだけです。最近はデザインや機能性の高いドライブボックスもたくさん販売されているので、「万が一」に備えてぜひチェックしてみてください。

愛犬とのドライブは安全に楽しみましょう♪

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