犬に洋服が必要なワケとは?5つの理由や必ず着せたい犬種を紹介

犬に洋服が必要なワケとは?5つの理由や必ず着せたい犬種を紹介

犬用アイテムを取り扱っている店を見ると、犬用の洋服が数多く取り揃えられていますよね。犬に洋服は必要ないと言われることが多いですが、実は状況や健康状態によっては洋服を着せる必要が出てくる場面もあるのです!

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

実は重要!犬に洋服が必要な5つの理由

洋服を着た犬と雪景色

「犬に洋服は必要ない」という声を聞くことがありますが、実は犬種や状況、健康状態によっては洋服を着せなければいけない時もあります。では、どのような犬には洋服が必要なのでしょうか。

1.寒さに弱い犬用に防寒対策として

シングルコート犬種や短毛犬種など寒さに弱い犬の場合、冬に屋外を散歩する際は必ず洋服を着せて防寒対策しなければいけません。寒さで体温を奪われてしまうと、体調不良につながりますし、寒さで筋肉が収縮し怪我につながるリスクも高まります。

寒さだけでなく雨の日や雪の日は、被毛が濡れたり雪玉が被毛に絡まったりすることを防ぐ目的で着せることもあるでしょう。その日の状況に応じて洋服を着せてあげることをお勧めします。

2.草むらでノミやマダニが付着しないようにするため

草むらを散歩する犬

草むらで遊ぶことが好きな犬は多いです。しかし、草むらには多くの虫が潜んでいますし、中には犬の天敵であるノミやマダニも多く生息しています。

ノミやマダニに噛まれてしまうと貧血症状を引き起こしたり、感染症を患ってしまったりとさまざまなリスクが懸念されます。これらを防止するためにも洋服を着せてあげる必要があります。

3.皮膚炎による痒みで掻きむしり防止のため

皮膚炎を発症し治療している犬の場合、皮膚炎による痒みで掻きむしってしまい、より症状が悪化してしまうことがあります。直接皮膚を掻かないよう予防するためにも、洋服を着せて掻きむしりを防止するよう獣医師に指示されることもあります。

この場合は屋外に出る時だけでなく、家の中で過ごしている時も基本的には洋服を着用することが推奨されます。ただし蒸れを防止するためにも、こまめに取り替えてあげましょう。

4.術後に患部を舐めたりしないように予防するため

術後の犬

病気や怪我などによる治療のため、手術を行う場合があります。術後の患部を気にする犬は多く、中には患部を舐めたり噛んだり、引っ掻いたりしてしまう犬も少なくありません。

このように患部の傷が開いてしまうような行為をさせないためにも、術後は洋服を着せて防止するようにと指示を出されることがあります。

5.施設利用時に抜け毛対策として

最近は犬を連れて入ることのできる施設が増えてきました。しかしその際、抜け毛が多い犬種の場合は、店内で毛が抜け落ちてしまい汚してしまうことがあります。

したがって、施設利用時には店内を汚してしまうことを防ぐ目的で、洋服を着せることを視野に入れておきましょう。店内で排泄してしまわないよう、マナーベルトの装着を促す店舗や施設も多いです。

屋外へ出る際は洋服が必須な犬種は?

洋服を着るイタリアングレーハウンド

寒さに弱い短毛犬種やシングルコート犬種、体温調節が苦手な短頭犬種などは、必要に応じて洋服を着せることが推奨されています。

以下の犬種は、洋服を着せる必要のある代表的な犬種として挙げられることが多いです。

  • イタリアングレーハウンド
  • チワワ
  • パグ
  • フレンチブルドッグ
  • トイプードル
  • ミニチュアピンシャー

他にも先に挙げた特徴を持つ犬種は、寒い時期や暑い時期など、その季節に応じて洋服を着せる必要が出てきます。

洋服を着せる必要のある場面は必ず出てきますので、1〜2着は愛犬用の洋服をストックしておくことをお勧めします。

まとめ

洋服を着たフレンチブルドッグ

いかがでしたか。犬も犬種や状況、健康状態に応じて洋服を着せる必要のある場面が出てくることも多いです。「犬に洋服は必要ない」と断言せず、必要な時がやってくることを想定して、それぞれ1〜2着は用意しておくことをお勧めします。

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