愛犬と絡んではいけない「4つのタイミング」 スキンシップを取ってはいけない瞬間とは?

愛犬と絡んではいけない「4つのタイミング」 スキンシップを取ってはいけない瞬間とは?

飼い主さんのことが大好きな「かまってちゃん」が多いのもわんこの特徴。ですがいつでも絡んでいいというわけではありません。わんこをかまってはいけないタイミングをしっかり把握しておきましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

1.熟睡しているとき

寝ている犬

わんこは成犬でも1日のうち半分程度を寝て過ごすほど、よく寝る動物です。ですがその一方で浅い眠りであるノンレム睡眠が8割程度を占め、いわゆる熟睡状態と言える時間はほんのわずか。

これはいつ外敵に襲われるとも知れない状況で就寝していた、野生の頃の名残りだと考えられています。愛犬の寝顔は格別に可愛いので、ついつい手を出したくなってしまう気持ちはわかりますが、むやみに撫でたりして刺激を与えると睡眠妨害になる可能性があります。寝顔はそっと見守るだけにしましょう。

2.ごはんを食べているとき

食事中の犬

ごはんはわんこの大きな楽しみの1つ!それだけに、ごはんを食べているときは野生の本能がむき出しになってしまうと言っても過言ではありません。

普段はおとなしくて人懐こいのに、ごはんのときに手を出そうとすると唸り声を上げたり、ごはんやお皿を守ってしまうという子も少なくありません。

「うちの子は優しいから」「人を咬んだことがないから」と言って、食事中に触ろうとしたりお皿に触れようとしたりすると、食べ物を奪われると勘違いして突然凶暴になる可能性もゼロではありません。愛犬がごはんに夢中になっているときには、食べ終わるまでそっとしておいてあげましょう。

3.威嚇しているとき

威嚇している犬

ごはんを守ろうとするときもそうですが、撫でようとしたり近づこうとしたりしたときに、あからさまに威嚇してきた場合はスキンシップを控えましょう。いつもは穏やかな子であっても、怪我や体調不良のせいで気が立っているという場合もあります。

唸り声を上げたり歯を向いたりといった威嚇はわかりやすいですが、注意したいのはしっぽの動き。しっぽを振るときは嬉しいときだけだと思いがちですが、実は戦闘体勢に入る前兆として、低い位置でゆっくりとしっぽを振ることもあります。

勘違いしてむやみにスキンシップを取ろうとし、咬傷事故に発展してしまったりしては、お互いに悲しい結果になるだけです。

4.逃げて行くとき

犬の背中

くつろいでいる愛犬にスキンシップを取ろうと近づいたら、何も言わずにその場を去っていく。不思議に思って後をつけてみると、誰もいないところでまたくつろぐ体勢をとっている…なんてことありませんか?

わんこは群れで暮らしてきた動物で、仲間と一緒にいることで安心する性質があります。ですがこんなときはズバリ「ひとりになりたい」気分なのです。

逃げて行くのをしつこく追い回すことはせず、スキンシップはあきらめましょう。遊びたい気分になれば、また愛犬の方から近づいてくるはずです。

まとめ

上目遣いのバセットハウンド

いかがでしたでしょうか?私たちも家事や仕事で忙しいときに愛犬から遊んでコールを受けると、イラっとしてしまうことがあるかもしれません。わんこだってそれは同じ。

絡んでほしくないときに無理やりスキンシップを求められるとストレスに他なりません。愛犬が絡んで欲しいタイミングと、私たちがかまってあげたいタイミング、その2つが合致したときに思いっきり遊んであげることが上手な距離感での関わり方ですよ。

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