トイプードルの平均寿命
トイプードルの平均寿命は、15歳前後です。小型犬の中でも長生きである犬種とされています。致命的な病気になりにくいということが要因なのではないかと思います。
トイプードルの先天性疾患として、気を付けたい病気がいくつかあります。
- 進行性網膜萎縮(視力の低下や失明の恐れがある)
- 膝蓋骨脱臼(膝の皿がズレたり外れたりする)
- 大腿骨頭壊死症(血流が悪く骨に壊死が起こる)
寿命に直接的に関わる病気ではありませんが、健康寿命に影響することがあります。トイプードルはこれらの病気の好発犬種とされているため、若い年齢のうちから気を付けておくとよいと思います。
トイプードルに長生きしてもらうためにすべき秘訣
トイプードルの平均寿命について学んだところで、次は長生きしてもらうためにすべき秘訣についてご紹介しましょう。
1.健康的な食生活を送る
トイプードルの健康的な体づくりに最も重要なのは、食事です。犬種に関わらず、全ての犬に言えることです。
健康に配慮した食事を与えたいのであれば、無添加のドッグフードを選ぶとよいです。着色料や香料を使用していないものをおすすめします。赤や緑などの色の付いたドッグフードがありますが、見た目をよくするため、着色料によって色付けされています。目で食事を楽しむことのない犬には全く関係のない要素ですよね。
健康寿命を延ばすために必要不可欠な筋肉の維持にはタンパク質。皮膚の被毛の美しさや健康を守るためにはオメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸。関節の健康を守るグルコサミンなどもよい栄養素だと思います。
2.ストレスを溜めさせない
トイプードルが長生きするためには、体だけではなく、心が健康であることも大切です。犬種に関わらず、全ての犬に心がけたいことです。
トイプードルは、小型犬の中でも賢い犬種であるとされており、飼い主や家族の態度や感情に敏感です。毎日のお留守番の時間が長い場合、スキンシップやコミュニケーションが減ることでストレスを感じやすくなります。
飼い主の後をついて回ることがありますが、寂しさや不安、スキンシップやコミュニケーションがしたいというサインです。
どうしてもお留守番が長くなってしまう日は、お留守番の前にも帰宅した後にも、トイプードルが飼い主を独占できる時間を作ってあげるとよいと思います。
3.毎日のお散歩と運動を習慣にする
トイプードルには、1日2回30分ずつのお散歩が必要である、と言われることがあります。「あんなに小さい子がそんなにたくさん歩くの!?」と驚かれるかもしれません。
トイプードルは、猟犬としての歴史を持つスタンダードプードルを小さく改良した犬です。中には猟犬としての本能をしっかりと受け継ぐトイプードルもいます。
そのためか、他の小型犬とは比べものにならないほどの運動量を必要とする子もいるのです。ドッグランでも追いかけっこをして楽しむトイプードルが多いなという印象です。
時間が作れない日や天気の悪い日には、室内での運動や遊びを取り入れてあげることで補うとよいと思います。
4.定期的な健康診断を受ける
トイプードルが長生きする秘訣は、定期的な健康診断を受けることです。
全ての犬に言えることですが、病気は悪化してから発見されることがほとんどです。症状が出て初めて健康診断を受けた、という飼い主が多いです。そしてあまりの症状の重さにショックを受けることがあります。治療や手術が受けられないほど病気が進行していることがあります。
しかし、どんな病気も早期に発見されることで健康寿命を延ばすことができます。寝たきりになることなく、苦しむこともなく、元気に長生きすることができます。
簡単に気軽に受けることができる健康診断には血液検査があります。シニアを過ぎたらレントゲン検査もおすすめしたいです。
まとめ
トイプードルに長生きしてもらうためにすべき秘訣を4つ解説しました。
- 健康的な食生活を送る
- ストレスを溜めさせない
- 毎日のお散歩と運動を習慣にする
- 定期的な健康診断を受ける
今回ご紹介した長生きの秘訣は、犬にも人にも共通していることばかりです。愛犬の長生きのためには、飼い主自身も健康であり続けたいですよね。