犬にとって「最悪な寝床」の特徴5つ
人にとっても犬にとっても睡眠はとても重要です。身体的な健康はもちろん、精神的な健康にも大きな影響を及ぼします。特に、寝床の寝心地が悪いと良質な睡眠がとれず、体調不良やストレス、倦怠感などにつながりやすいです。
ここでは、犬にとって寝心地の悪い寝床の特徴を紹介します。皆さんの愛犬の寝床は、以下のような環境になっていませんか。
1.不衛生
犬も人も寝る場所が清潔でなければ不快感を覚えます。犬は意外と綺麗好きな子も多く、寝床とトイレが隣り合っていると「ここで寝たくない」と拒否する犬もいるほどです。
そんな犬たちにとって不衛生な寝床は、悪臭を感じたり皮膚炎などを発症する原因となったりする恐れがあります。ベッドは1週間に1回を目安に洗濯し、清潔な状態を保つように心がけましょう。
2.体格に適していないサイズや広さ
愛犬の体格に合わせてベッドを選ぶことも大切です。体格に適していない大きすぎるサイズのベッドや寝床は落ち着かないですし、小さすぎると窮屈に感じてしまい、こちらも寝心地が悪くなってしまいます。
愛犬が体を伸ばした状態で少し余裕があるくらいのサイズ感がちょうど良いといわれています。寝返りが打ちやすいようなサイズや形状のベッドを用意してあげましょう。
3.ベッドの硬さが適切でない
ベッドを用意したり寝床を整えてあげる時、硬さを意識していない飼い主さんを多く見かけます。しかし自分に置き換えて考えてみると、ベッドや布団の硬さは寝心地に大きく影響しますよね。
犬にとっても硬さが適切でない寝床は、寝心地が悪くなかなか寝付けない原因となります。硬すぎると体に負担がかかってしまいますし、柔らかすぎると体勢がなかなか決まらないなど、寝つきにくくなってしまうので注意しましょう。
4.騒々しく落ち着いて眠れない
寝床の周囲の環境にも配慮が必要です。寝床の場所が騒々しく落ち着いて眠れないような場所では、警戒心の強い犬はなかなか安眠できません。
窓辺は外の喧騒が耳に入ってしまいますし、テレビの真横はテレビ音がうるさく眠れません。人が行き来するような場所も落ち着かないので、このように騒々しさを感じやすい場所は避けてあげましょう。
5.ベッドを置いている環境が適温でない
ベッドや寝床を用意している場所(部屋)の温度が適切でないと、暑さや寒さを感じてしまうため、寝つきにくくなってしまいます。
一般的に犬にとって最適な室温は20〜25℃といわれています。エアコンや暖房器具などを活用して、愛犬にとって快適な室温を維持してあげましょう。
犬にとって心地よいベッドの作り方やポイントを解説
愛犬にしっかり良質な睡眠をとってもらうためにも、犬にとって心地よいベッドを作ってあげることは重要です。以下のポイントを押さえたベッドを用意してあげたり、工夫して環境を整えてあげましょう。
- 壁やサークルなどで囲まれている
- 清潔感があり程よくふかふかしている
- 犬の体のサイズよりも少し大きめのサイズ感
- 季節に適した素材
警戒心の強い犬たちにとって、周囲を囲まれていない寝床は安心して眠れません。そのため、ドーム型のベッドを用意したり、ベッドの周りをサークルや壁で囲ってあげるなど配慮してあげましょう。
また、季節によって気温が大きく変動する日本では、季節に応じてベッドを替えてあげることをおすすめします。
例えば冬場にちょうど良いベッドを夏場も使っていると、暑さを感じてしまったり蒸れてしまったりと体調や皮膚の健康に影響を及ぼす恐れがあるからです。
このように時期に応じてベッドを替えてみたり、愛犬にとって安心して眠れる環境を工夫して準備してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。快適な睡眠のためには、寝床を良い条件で整えてあげることが重要です。今回紹介した「最悪な寝床」の特徴に当てはまっていないか今一度確認し、愛犬にとって快適な寝床環境を整えてあげましょう。