犬に絶対与えてはいけない「6つのもの」怪我やトラブルに繋がる可能性も

犬に絶対与えてはいけない「6つのもの」怪我やトラブルに繋がる可能性も

家の中にはいろいろな物があり、犬たちの目には宝の山のように映っています。しかし、中には怪我やトラブル、体調不良につながるアイテムもあり危険です。そこで今回は、犬に絶対与えてはいけないものを紹介します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬に絶対与えてはいけない「6つのもの」

椅子の下に横になる犬

犬たちが1日の多くを過ごしている家の中には、たくさんの「もの」が置かれています。その中には、犬たちが口にしたりおもちゃにしてしまうと危険なものも多くあることにお気づきでしょうか。

今回は、犬に与えてしまうと怪我や体調不良などトラブルにつながる危険性のある「もの」を紹介します。ここで紹介するアイテムには十分注意してください。

1.食中毒になる恐れのある食べ物

まず、犬に絶対与えてはいけないものとして、食中毒症状などの体調不良を引き起こす可能性のある食べ物が挙げられます。犬に与えてはいけない食べ物として代表的な食べ物は以下の通りです。

  • ネギ類
  • チョコレート
  • ぶどうやレーズン
  • 生の甲殻類
  • キシリトール入りの食べ物

他にもアルコール飲料やカフェインが多く含まれるコーヒーなどは、昏睡状態や痙攣、最悪の場合には死に至る危険性もあります。犬にとって少しでも有害な成分が含まれている食べ物や飲料は、絶対に与えないようにしてください。

2.タバコ

タバコの匂いを嗅ぐ犬

飼い主や家族の中に喫煙者がいる場合は、犬の手が届く場所に絶対タバコを置きっぱなしにしてはいけません。家族が吸っているのを見て「食べられるものかな?」と興味を示している可能性があるからです。

タバコは少しでも口にしてしまうと、少量であってもニコチン中毒症状を引き起こします。嘔吐を引き起こす事例が多いですが、最悪の場合、死に至る危険性もあるため絶対に与えないようにしてください。また、誤飲しないよう置き場所にも十分配慮してください。

3.化粧品

人の使う化粧品類には多くの成分が含まれています。その中には、犬が舐めたり吸ったりしてしまうと体調不良を引き起こしてしまう成分もあるため、置きっぱなしにしないよう注意が必要です。

化学物質が使われている化粧品も多いので、これらを大量に摂取してしまうと嘔吐や下痢などの症状を引き起こし、脱水症状に陥ってしまう危険性もあります。

4.人間用の医薬品

犬と薬

人間用の医薬品は、犬が摂取することを考慮して配合されていないため、犬が誤飲してしまうと薬の過剰摂取に似た症状や中毒症状を引き起こす危険性があります。

体調不良を引き起こすだけでなく、摂取した薬の種類や量によっては昏睡状態、さらには死に至る危険性もあります。人も薬の大量摂取で死に至る事例が多く報告されているため、非常に危険です。

飼い主が服用している薬や以前処方された薬などは、絶対に犬の手の届かない場所に大切に保管してください。

5.毛糸やタコ紐などの細い紐

毛糸やタコ紐などの細い紐状のものにも注意が必要です。これらの匂いを嗅いだ際、口の中にスッと入り込んでしまい、そのまま誤飲につながる危険性があります。

細い紐を飲み込んでしまうと腸へと到達した際、腸閉塞を引き起こす危険性があります。腸閉塞は症状によっては短時間で命を落とす危険性があるため、飲み込んでしまった際は緊急手術を行うケースも多いです。

髪の長い人が家族にいる場合は、髪の毛を飲み込んでしまい同じような症状を引き起こす危険性もあります。したがって、毎日床の掃除を欠かさないようにすることも、愛犬の安全を守るために重要です。

6.スーパーボール

スーパーボール

小さなお子様がいるご家庭では、ポンポンと軽やかに跳ねるスーパーボールを大量に持っているというお家も多いでしょう。このスーパーボールは、子どもたちだけでなく犬にとっても魅力的なおもちゃです。

しかし、大きさが小さい物が多くすっぽりと犬の口に入ってしまうため、誤飲につながる危険性が非常に高いものでもあります。

飲み込んだ際に喉に詰まり、窒息してしまうリスクが高まるため、スーパーボールをはじめとした口にすっぽりと収まるサイズのおもちゃも、なるべく犬の生活圏内に置かないようにしてください。

まとめ

STOP!カップルと犬

いかがでしたか。家の中には犬にとってリスクのあるものがたくさんあります。怪我やトラブルにつながるようなものはなるべく置かないようにし、犬の手の届かない場所に保管するようにしましょう。

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