犬の『運動不足サイン』4選!動かないとどうなる?室内でできる運動方法は?

犬の『運動不足サイン』4選!動かないとどうなる?室内でできる運動方法は?

『犬の運動不足サイン』についてまとめました。運動には犬の心と体の健康を守る役割があります。お散歩できない日が続く時は、室内でできる運動方法で不足分を補ってあげるとよいです。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の「運動不足サイン」とは

コーギー、背後にソファーに座る人の足元

今回は、犬の運動不足サインについて解説します。季節的にお散歩に行きづらい日もあるかと思いますので、ぜひ参考になさってくださいね。

1.部屋の中を猛ダッシュする

犬が「部屋の中を猛ダッシュする」のは、運動不足のサインかもしれません。

あり余ったエネルギーを発散するために猛ダッシュしているのです。体力があり、運動が好きで、走り回って遊びたいのでしょう。

また、運動不足によるストレスを抱えている可能性があります。部屋の中を猛ダッシュすることで、発散させているのです。

動き回れるような対策が十分にされていない部屋で犬が猛ダッシュすると、思わぬケガを負ってしまうことがあります。足を滑らせて脱臼したり、転倒して骨折したり、家具に頭をぶつけるなどの可能性がありますのでご注意ください。

2.家中のニオイを嗅ぎながらウロウロと歩き回る

犬が「家中のニオイを嗅ぎながらウロウロと歩き回る」のは、運動不足のサインかもしれません。

まるで外をお散歩している時のように、ニオイを嗅いで回ることで情報を収集したり、探索や探求をしたり、縄張りの見回りをしているような気分を味わっているのでしょう。

犬にとっては運動不足の解消にもなるような、室内でできる運動方法と言ってもよいと思います。ひとり遊びを楽しんでいるところなのです。

この場合、危険な場所や立ち入りを禁止している場所に出入りしないよう、「扉を閉める」「ペットゲートを設置する」などの十分な対策をしておくとよいでしょう。

3.しつこく飼い主を遊びに誘う

おもちゃを引っ張り合う子犬

犬が「しつこく飼い主を遊びに誘う」のは、運動不足のサインの可能性があります。

いくつもおもちゃを持ってきたり、「ボールを投げて!」と催促したりするなど、ひとり遊びではなく飼い主と一緒に遊ぶことを望みます。

運動不足を解消するための室内でできる運動方法にぴったりですよね。ぜひ、愛犬が満足するまで一緒に遊んであげてほしいです。

4.短期間で急激に体重が増える

犬が運動不足のサインとして、「短期間で急激に体重が増える」ことがあります。

見た目だけでは、愛犬が太ったことに気づけないことがありますよね。定期的な体重測定を行うことで、体重の増減に気づきやすくなります。

食事内容や食生活に全く変化がないのに短期間で急激に体重が増えるのは、やはり運動不足のサインです。(最近お散歩の時間や運動量が減ったな…)と、感じているのではないでしょうか。

犬が運動量を増やすことを望まない場合、またはお散歩の時間や運動量を増やしてあげることができない場合、室内でできる運動方法を試したり、食事量を減らしたりするとよいと思います。

食事量を減らすと、ごはんの催促をすることもありますが、ダイエットフードに切り替えるという方法もおすすめできます。

おすすめ!室内でできる運動方法

小さな箱を口にくわえたボーダーコリー

室内でできる運動方法でおすすめしたいのが、『宝箱探しゲーム』です。

  1. 手のひらサイズ程度の小さな箱を用意する
  2. 箱の中におやつやフードを入れる
  3. 「宝箱だよ」と声をかけながら、箱の中の食べ物を犬に見せて教える
  4. 犬を一旦リビングから退室させて、その間に箱に蓋をしてリビングのどこかに隠す
  5. 犬をリビングに呼び戻し、「宝箱を探して!」という合図で宝探しゲームを開始する

このゲームでは、愛犬に「宝箱」というキーワードを覚えてもらうのがポイントです。

遊び方を覚えた後は、家中を使って宝箱探しゲームをしてみてください。歩き回るだけでも運動不足の解消になりますし、犬の好奇心や探求心を満たしてあげることで、運動不足によるストレスの解消にもよいです。

まとめ

メジャーを巻いた振り向くパグ

犬の運動不足サインを4つ解説しました。

  • 部屋の中を猛ダッシュする
  • 家中のニオイを嗅ぎながらウロウロと歩き回る
  • しつこく飼い主を遊びに誘う
  • 短期間で急激に体重が増える

「そもそも『運動不足』の基準とは?」「どれくらい運動させれば運動不足にならないのか?」等と、飼い主としてはつい難しく考えてしまいますよね。

勘違いして欲しくないのは、犬を連れて外をお散歩させることだけが犬にとっての運動ではないのです。

どうしてもお散歩に行けずにいる時は、室内でできる運動方法で不足分を補ってみてはいかがでしょうか。

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