犬がキュンキュンと鳴く理由は？考えられる4つの心理
犬はさまざまな鳴き声でその時の気持ちを伝えてきます。時には少し切なげに「キュンキュン」と鳴いてくることもあるでしょう。今回は「キュンキュン」と鳴く時に考えられる理由や心理を紹介します。
1.甘えたい
犬がキュンキュンと鳴く時は、基本的に「甘えたい」という感情が土台にあります。
単純に「甘えたい」「かまって」という心理からであったり、なかなかかまってくれない飼い主に対して寂しさを感じることから、「甘えたい」という欲求が強まっている時にキュンキュンと鳴くこともあるでしょう。
ただし、あまりにも「キュンキュン」と鳴く頻度が高い場合は、以前にキュンキュンと鳴いた時に、飼い主がすぐにかまってくれたり大袈裟に甘えさせてくれたことを記憶しており、「こうやって鳴けばかまってもらえる」と学習してしまっている可能性が高いです。
また、あまりにも甘えたい、かまってという欲求が強い場合、わがままになっている恐れもあるので気をつけましょう。
2.不安を感じている
何か不安を感じている時にも切なげに「キュンキュン」と鳴いて訴えかけてくることがあります。
犬はとても繊細なので、ちょっとした変化や違和感に強い不安を抱きます。その不安を取り除いてほしい助けてほしいという理由から、飼い主に「キュンキュン」と鳴いて訴えかけるのです。
また、飼い主が外出してしまいそうな気配を察知して「キュンキュン」と甘え鳴きすることもあります。あまりにも外出前に鳴いて訴えかけてくる場合は、分離不安を発症している可能性も疑われるので普段の接し方を見直してみましょう。
3.何か要求がある
「これがほしい！」「これをやってほしい」など、飼い主に対して要求がある場合も「キュンキュン」と鳴いて訴えることがあります。
何か要求がある時は、前に紹介した心理の時よりも少し強めの鳴き方になることが多いです。切なげな印象ではなく「訴えかけている」ことを強く感じさせる鳴き方になるので、飼い主側も何か伝えたいことがあるんだなと察しやすいでしょう。
「これが食べたい」「これで遊びたい」「かまってほしい」という要求を伝えてくる犬が多いです。すべての要求に応えてしまうとわがままになってしまうので、応じるべきか否かを見極めましょう。
4.怪我や病気など体に異変を感じている可能性
どこか悲鳴に近い「キューン、キューン」と悲しそうで、どこか不安そうな鳴き声を出している場合は、体に違和感を感じていることを訴えかけている可能性があります。
その日の様子を思い返し、少しでもいつもと違う様子を見せている場合は、病気や体調不良、怪我などを負っている可能性が疑われるので、早めに動物病院へ連れていってあげましょう。
キュンキュン鳴いている時に注意すべき鳴き方は？
犬が「キュンキュン」とどこか悲しげに鳴いて訴えかけてくる時は、病気や怪我を負っていることもあるので注意が必要です。
以下のような鳴き方や様子を見せている時は、見逃さないようにしましょう。
- 叫び声のような甲高い鳴き声
- 歩き方に違和感がある
- 同じ場所から動こうとしない
- 触ると嫌がったり攻撃的になったりする
以上のような様子を見せている時は、体調不良や怪我または病気による痛みや辛さを感じていることが疑われます。かかりつけの動物病院へ連れて行き、その日の愛犬の様子などを伝えて診察してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬の「キュンキュン」という鳴き声には、甘えたいという欲求が含まれていることが多いです。しかし、病気や怪我による痛みや辛さを訴えかけていることもあるので、その違いを見逃さないように気をつけましょう。
