警戒心が晴れたときに見える犬の表情
通報・発見
ロスアンジェルスの倉庫街にある消防署の訓練施設の敷地に犬が迷い込んでいました。犬は人を恐れて車の下にもぐって隠れているそうです。Hope for Pawsが到着するまで食べ物を与えないようにお願いしました。満腹だと食べ物でおびき寄せることができないからです。
現場に到着するとさっそくその犬を発見。ワンッと吠えて警戒しますが、空腹には勝てません。投げ与えられた食べ物に近づいてきました。
でもそれ以上近づかれると逃げ腰に。隠れ家に戻って吠えたり、隠れたり。
食べ物を地面にまき、スネアリードをそっと置きました。結構近づいてきましたが、下を向いた犬の首にうまくかけることができるでしょうか。
輪の部分はすでに頭から首の方へまわっています。犬はまだ気づいていませんが、あとはこれを締めるだけ。
食べるのに夢中な犬に気付かれないように、そっと輪を縮めることに、成功!
犬、「ン?何、これ?」
全く状況を理解していないのかと思いきや、食べている間に警戒心が緩んでいったようです。素手で食べ物を与えてみると、あんなに怖がっていたのがウソのように、食べてくれました!その上、食べ物を見せずになでることにも成功。これはよかったですね。
「こっちにおいで。ほら。」とうながすと、犬はそっと近づいてきます。この子、ずっとこんな触れ合いを待ち望んでいたのでしょうね。この子だけではなく、路上の犬たちはきっと、みんな、そう。うなる子も、牙をむき咬む素振りをする子たちも。
この一連の犬と人のコミュニケーションは、ぜひ動画で見てほしいです。
保護依頼をし、この状況を見守っていた元・消防署員の男性はすっかり感動して、ひと言。「君たちに毎月寄付してるけど、ちょっと額を増やそうかな。」
ケア
「ワカ」と名づけられたこの子、病院に到着したら大喜び、表情豊かです。体がずいぶん黒ずんでいるので、さっそくお風呂だ!
顔に多少お湯がかかっても平気!
それから
動画で見てもらえばわかります!真っ白になったワカは、めちゃくちゃ嬉しそう。この子本来の明るく遊び好きな性格がやっと現れました。捨てられて、怖がっていたあの姿にさようならです。早く早く、里親さん、来て!
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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