犬が震えている主な理由は?
愛犬がブルブルと小刻みに震えている様子を見ると、飼い主の皆さんは「どうしたの?」「何かあったの?」と心配になることが多いでしょう。
犬が震えている時、考えられる主な原因には以下のような理由があります。
- 寒さで体が震えている
- 不安を感じている
- 緊張や興奮から震えている
- 体になんらかの違和感を覚えている
冬であれば寒さで体が自然と震えてしまっている犬も多いでしょう。また、不安や緊張、興奮など、心理的な要因が強く影響した時に、体がブルブルッと震えてしまうことも少なくありません。
寒さによって震えているようならば、室温を調節したり防寒着を着せたりすることで対処してあげましょう。
その時の状況や愛犬の様子から心理的な要因が大きいようであれば、落ち着かせるためにも声をかけながら撫でてあげたり、別のもので気を紛らわしてあげたりすると効果的です。
ただし中には病気や怪我など、なんらかの違和感を感じており強い不安や恐怖から震えていることもあります。普段と比べておかしいと少しでも感じた場合は、動物病院で診てもらうことを推奨します。
愛犬が見せたら危険!犬の危険な「震え」3つ
もしも愛犬が震え出した場合、以下のようなサインが現れていないか確認してください。ここで紹介するような症状が見られた場合、病気の発作が現れていたり、なんらかの体調不良を訴えている可能性があります。
1.呼びかけても応答や反応がない
犬がブルブルと震えている時、名前を呼んだり「どうしたの?」と声をかけたりしても反応が見られない場合、意識が朦朧としているなどの意識障害を引き起こしている可能性が疑われます。
意識が飼い主に向かないほどの痛みや違和感による不安を覚えていたり、脳の障害によって発作が起きている最中である恐れもあります。呼びかけても反応がないという場合は、早急に動物病院へ連れて行きましょう。
2.痙攣のように意識がない
ブルブルと小刻みに震えるなど「震え」という症状からさらに悪化し、痙攣のように体がブルブルと激しく震え出し、床に倒れ込むように意識がないという場合も注意が必要です。
この場合は、まず周囲にあるものを全て遠ざけ、周囲を毛布やクッションなどの柔らかいもので囲ってあげてください。何かにぶつかって怪我をしたり、パニックに陥った犬が周囲の人に攻撃を加えないようにするためです。
その後、痙攣が落ち着いたら動物病院に連れて行き診察してもらいましょう。痙攣中、様子を動画などに撮っておくことで、より正確に症状の原因と判断してもらえます。
3.震えながらも触られることを拒否する
震えている愛犬を見て、「大丈夫?」と宥めるために触れようとする飼い主さんは多いです。しかし、この時怯えた様子で拒否したり攻撃的な態度をとったりする場合は、犬が私たちの想像している以上に不安に駆られているサインです。
それほどの痛みや違和感が体に起こっていることを示しています。すぐに動物病院へ連れて行き、状況やその日の様子などを伝えて診察、必要に応じて検査をしてもらいましょう。
愛犬が震えている…病院へ連れて行く目安は?
上記で紹介した震えのサイン以外にも以下のような症状が見られる場合は、なんらかの病気や中毒症状、怪我などを負っている可能性が疑われます。
- 震え以外にも嘔吐や下痢などの症状が見られる
- 意識が朦朧としている、意識がない
- 触れると悲鳴をあげたり攻撃的な態度をとる
- 明らかに普段よりも食欲や元気がない
このような様子が見られる場合は、なるべく早めに動物病院へ連れて行き、診察、検査を受けましょう。
あまりにも症状が悪い場合は、かかりつけの動物病院にあらかじめ連絡を入れ、状況を説明した上で指示に従うとスムーズに診察してもらえます。
まとめ
犬がブルブルと小刻みに震えている場合、心理的な要因で震えていたり、寒さによって震えていたりすることが多いです。しかし、中には病気や怪我などの体調不良によって震えていることもあるので、危険サインを見逃さずに病院へ連れて行きましょう。