現在、犬の平均寿命は14.3歳!長寿の傾向に
現在、日本国内の飼育されている犬たちの平均寿命は、約14.3歳まで上がっています。一昔前に比べると、犬たちの寿命も長くなっていることがわかります。
これはドッグフードの改善や医療の進歩、犬に関する正しい知識が世間に広まっていることなどが主な理由です。正しい知識や必要な生活環境、良質な食事、適度な運動によって、犬の健康が長く維持されています。
しかし、小型犬や中型犬、大型犬、ミックス犬など犬種よって平均寿命には2〜3歳の差が生まれます。
病気に罹りやすい犬種や怪我に気をつけなければいけない犬種、肥満になりやすい犬種など犬種によって傾向は様々です。それぞれ愛犬の犬種に関する正しい知識を参考に、適切な生活習慣を維持してあげましょう。
小型犬は何歳まで生きる?小型犬の平均寿命を解説
日本国内では住居環境などの理由により、小型犬の人気が高い傾向にあります。そんな小型犬たちは、何歳くらいまで生きる犬が多いのでしょうか。ここでは小型犬の平均寿命について解説します。
1.小型犬全体の平均寿命は14.5歳
現在、小型犬全体の平均寿命は14.5歳といわれています。犬全体の平均寿命が約14.3歳なので、全体平均よりも小型犬は長寿な傾向にあることがわかります。
さらに、近年人気の高い小型犬のミックスであれば、より体が丈夫な傾向が強く現れるので、平均寿命が14.6歳に延びるという調査結果もあるほどです。
全体的に大型犬や中型犬に比べると体への負担がかかりにくいことや、飼い主も愛犬が高齢期に差し掛かった後も介護しやすいこと、運動させやすいことなどから長寿につながっているのではと考えられます。
2.小型犬の中でもトイプードルは長寿の傾向がある
小型犬の中でもトイプードルは、やや長生きしやすい傾向が強い犬種として知られています。トイプードルだけで見ると、平均寿命は15.2歳程度と小型犬の平均寿命を1歳ほど上回っているのです。
トイプードルは他の犬種に比べて重病に罹りにくく、体の丈夫な傾向を持ちます。また、活発な性格の子が多いため、普段から運動量が適度に多いことも健康を維持する上で影響しているのでしょう。
他にもイタリアン・グレーハウンドやミニチュアダックスフンドなどの小型犬は、長生きしやすい犬種として有名です。
3.パグやボストンテリアは平均寿命が12〜13歳
小型犬は一般的に長生きする傾向にあります。しかし、小型犬の中でもパグやボストンテリアなど、病気に罹りやすい犬種は存在します。
前述したパグは平均寿命が12.7歳、ボストンテリアは12.3歳と犬全体の平均寿命を比べても短いことがわかります。先にご紹介したトイプードルとは、約3歳もの差が生まれるのです。
このように小型犬であっても健康に特に注意が必要な犬種も多くいるため、愛犬の犬種に合った健康維持法を若いうちから対策として取り入れることも大切です。
4.その他の主な小型犬の平均寿命
最後に、その他の主な小型犬の平均寿命をまとめてみました。ぜひ参考までにご覧ください。
- チワワ…13.8歳
- フレンチブルドッグ…10〜11歳
- ポメラニアン…14歳
- シーズー…14.3歳
- マルチーズ…13.1歳
他にも小型犬には多くの犬種がいますが、その大半が平均寿命13〜15歳前後です。
中にはフレンチブルドッグのように病気に罹りやすく、暑さなどにも弱い犬種もいるので、普段から健康管理に十分気をつけることが大事です。
まとめ
いかがでしたか。小型犬は犬の中では比較的長生きするといわれていますが、その分、体力の消耗やストレス、怪我、暑さや寒さ対策などに注意する必要があります。
小型犬の健康を維持するためにも、日頃から様々な懸念点に対応できるよう気をつけましょう。