犬の散歩をしてはいけない「5つのタイミング」
犬の散歩は時間帯やタイミングを選ぶことが大切です。誤ったタイミングで連れて行ってしまうと、体に負担がかかることもあります。ここでは犬の散歩をしてはいけないタイミングを紹介するので、ぜひ散歩の時間帯を決める参考にしてください。
1.ごはんを食べた直後
ごはんを食べた直後に運動をしてしまうと、胃に負担がかかり胃捻転を引き起こしてしまう危険性があります。大型犬によく見られる症状ですが、小型犬や中型犬も例外ではないので注意が必要です。
胃捻転を引き起こしてしまうと、臓器を圧迫してしまうことでお腹が膨れるなどの症状が現れ、最悪の場合には短時間で死に至ることもあります。とても危険な症状なので、ごはんを食べた直後1時間程度はゆっくり休ませてあげましょう。
2.夏場の太陽が昇っている時間帯
夏場は散歩の時間帯を特に注意して考えてあげる必要があります。太陽が昇っている日中などは、太陽の日差しが強く気温も高いので、熱射病や熱中症になるリスクが非常に高いので絶対NGです。
また、夕暮れ時であってもアスファルトが熱を帯びている場合は危険です。肉球を火傷してしまう危険性があるので、なるべく太陽が沈みアスファルトが冷えてから散歩するようにしましょう。
3.冬場の気温が低下する時間帯
「行ってはいけない」というほどでもありませんが、冬場の気温が低下する時間帯(早朝や夜)は、なるべく犬の体への負担を考えて避けるべきでしょう。
特に暖かい室内から突然寒い屋外へと出してしまうと、ヒートショックを引き起こし、最悪の場合には脳卒中や心筋梗塞につながる危険性があります。犬も飼い主も危険なので、冬場はなるべく暖かい時間帯に散歩へ連れて行くようにしましょう。
4.体調不良の日
愛犬の体調が悪そうな日は、無理して散歩に連れて行く必要はありません。朝からずっと同じ場所で横になっていたり、下痢や嘔吐といった症状が見られる場合は、散歩ではなく病院へ連れて行ってあげましょう。
また、体調不良ではなくても、なんとなく歩き方に違和感があるなど気になる点がある場合は、1日散歩をお休みして様子を見てあげましょう。もしかすると骨折や脱臼、怪我といったなんらかの原因で痛みを感じている可能性も疑われます。
5.毎日同じ時間帯に散歩する
つい毎日散歩へ行く時間帯が同じになってしまうという人は多いのではないでしょうか。しかし、毎日同じ時間帯に散歩していると犬は体感で散歩の時間帯を把握してしまい、その時間帯に散歩へ連れて行ってもらえないと強いストレスにつながることがあります。
「どうして今日はいつもの時間帯じゃないんだろう?」「連れて行ってもらえなかったらどうしよう」と余計な不安を抱かせてしまうので、毎日同じ時間帯ではなく日によって連れて行く時間帯やタイミングを少しだけずらすようにしましょう。
犬を散歩に連れて行くベストなタイミングは?
犬を散歩に連れて行くタイミングを決める場合、自分のスケジュールを確認しながら以下のポイントを押さえられるタイミングで散歩に連れて行きましょう。
- 夏場は早朝、日没後
- 冬場はなるべく暖かい時間帯
- 食後ではなく食前の散歩がおすすめ
- 食後の場合は最低でも1時間以上は休憩させる
これらのポイントを押さえたタイミングで散歩に連れて行ってあげると、健康に悪影響をもたらさず安全に散歩を行うことができます。
また、毎日同じ時間帯やルーティンではなく、日によって時間帯やタイミングを変えたり、散歩のルートを変えたりすることでストレスを緩和できます。
まとめ
犬の散歩は健康に悪影響を及ぼさない安全なタイミングで連れて行ってあげることが大切です。今回紹介したポイントを参考に、愛犬にとってどのタイミングが散歩に適しているのか今一度、考えてみましょう。