犬に食べさせてはいけない発酵食品5選!
発酵食品は、日本食の中心にあり保存食として古くから伝わっていますよね。発酵させることで旨味や栄養価がアップし、最近ではアンチエイジングや腸活への効果も期待されています。
人間の美容と健康に良いとされる発酵食品であれば、(犬にも効果があるのでは?)と思う人もいるでしょう。しかし、一般的な発酵食品は人間が口にすることを目的に作られているため、犬が食べると健康を害してしまう可能性もあります。
ここでは、犬に食べさせてはいけない発酵食品を理由とともに解説します。
1.ぬか漬けなど漬物類
手軽に野菜を美味しく食べられる「ぬか漬け」ですが、犬に与えるのはNGなのでご注意ください。
ぬか漬けには塩分が含まれているため、犬が食べると塩分過多になる可能性があります。さらに、ぬか床自体に塩分が含まれているので、たとえもみ塩をしていなくても注意しなければなりません。
また、ぬか漬け以外の浅漬けなどの漬物類もすべて、犬に食べさせてはいけない発酵食品です。
2.味噌・しょうゆ
和食になじみ深い「味噌」や「しょうゆ」もまた、塩分が高い食べ物です。人間でも塩分過多になりやすい調味料ですので、当然犬にも悪影響を及ぼします。
もし犬に煮物を与えたいときは、味噌やしょうゆのような調味料を入れる前に取り出しましょう。
食材を選ぶ必要はありますが、お出汁のみで煮た状態であれば犬に与えても大丈夫です。
3.キムチ
韓国ブームにともない、「キムチ」も大人気の発酵食品です。しかし、キムチも犬に与えてはいけません。
キムチには塩分だけでなく、唐辛子のような刺激物が含まれていて、犬が口にすると危険なニラも多く使用しています。
ご自宅でキムチを食べる際には、うっかり愛犬が口にしないようご注意ください。
4.パン類
人間も大好きな「パン類」も発酵食品の仲間ですが、犬が欲しがっても与えないでください。とくに惣菜パンや菓子パンには、犬が食べると危険な食材や健康を害してしまう塩分や糖分が多く含まれています。
食パンやフランスパンのようなパンも、油分や塩分が入っているのであまりおすすめできません。ぜひ犬用のパンをお選びください。
5.アルコール類
もちろんですが、「アルコール類」を犬に与えるのはNGです!
お酒を犬に与えるなどということはないかと思いますが、台所でうっかり舐めてしまったり、飼い主さんがこぼしたお酒を口にしてしまうようなケースも考えられます。
「たった一口だけ」でもアルコール中毒を起こす犬もいます。犬が口にすると危険な食べ物や飲み物は、ぜひ徹底的に管理を行ってください。
与えてもOKな発酵食品
実は犬にとって発酵食品のすべてがNGという訳ではなく、中にはおすすめできるものもあります。
ここでは犬に与えてもOKな発酵食品をご紹介しますので、与え方に注意しながら犬の食生活にお役立てください。
納豆
納豆は犬に与えてもとくに問題はありません。タンパク質や食物繊維が豊富で、犬のアンチエイジングにも効果があります。
ただし、付属のタレや辛子を入れて与えるのはNG。アレルギー反応がないか確認するため、少量から与えて様子をみてください。与える量も犬のサイズに合わせましょう。
小型犬であれば1日あたり小さじ1杯以下程度、中型犬で半分の量、大型犬で1日1パック程度だとお考えください。
プレーンヨーグルト
ヨーグルトも、犬に与えることができる発酵食品です。乳酸菌が多いヨーグルトは犬の整腸にも役立ちます。
ただし、無糖のプレーンヨーグルトを選んでください。また与える量は、小型犬で小さじ1杯以下程度、中型犬で小さじ4杯程度、大型犬で小さじ5杯程度です。
犬用チーズ
人間用のチーズには塩分が含まれているので、犬に与えるなら犬用チーズを推奨します。もし与えたいときは、塩分の少ないモッツアレラチーズやリコッタチーズなどを選びましょう。
ただし、犬にチーズを与える場合はその量にご注意ください。小型犬で大さじ1程度、中型犬で大さじ2程度、大型犬で大さじ4程度です。
量が増えるごとに塩分濃度も高まりますので、やはり犬用チーズを選ぶことをおすすめします。
まとめ
食べて美味しく健康や美容にもいい発酵食品ですが、犬に与える際には塩分濃度など注意してください。
今なら犬用のチーズなど、さまざまな犬に与えても大丈夫な発酵食品が手に入ります。基本的な食事に合わせて、上手に発酵食品も取り入れてみましょう!