犬が「しもやけ」になった時の症状
冬の散歩で気を付けなくてはいけないのが、犬の「しもやけ」です。しもやけは、体の末端部分が冷えて血流が悪くなることで起こります。
犬の体でしもやけになりやすい部位は、次のとおりです。
- 足先
- 耳
- 尻尾
- 肉球
しもやけは特に耳が薄くて大きい犬、寒さに弱い犬に起きやすいですが、寒い国が原産の犬でもなる可能性があります。
本記事では犬がしもやけになった時の症状をご紹介しますので、愛犬がしもやけになっていないかチェックしてください。
1.患部を舐める
寒い場所を散歩した後に犬が手足を執拗に舐めていたら、しもやけになっているかもしれません。
しもやけになった患部は赤くなり、痛みや痒みが生じます。人間であれば我慢できますが、犬は痛みを紛らわそうと舐めたり噛んでしまうでしょう。
また、舐めすぎてしまうと状態がさらに悪化してしまうので、早めに対処してください。
2.腫れる、壊死する
しもやけが悪化すると患部が腫れる、さらに重症化すると壊死することがあります。
腫れあがった患部は変色し、痛みはかなり強いようです。
壊死を起こしている場合は火傷のような見た目になり、最悪の場合は患部を切断することになるでしょう。
しもやけは腫れたり壊死を起こす前に、必ず対処するようにしてください。
3.肉球が乾燥してひび割れる
しもやけが酷くなると、乾燥から肉球がひび割れてしまいます。
ひび割れた場所からは出血することもあり、見た目も痛々しくなります。
犬のしもやけの予防方法
犬のしもやけは一度悪化すると繰り返すことも多いため、予防することがなにより大切です。
血行を良くする
犬のしもやけの原因は、足先や耳の血行が悪くなることです。血行が悪くならないように、犬の体が冷えたら温めるようにしましょう。
散歩後に犬の足先を37℃~39℃くらいのぬるま湯につけたり、ホットタオルで包むと血行を良くすることができます。
足先や耳を優しくマッサージするのも良い方法ですよ。
犬用の靴を履かせる
散歩の時に犬用の靴を履かせるのも、しもやけの予防になります。
最初は犬が靴を嫌がって歩かないかもしれません。家の中で練習して慣れてから散歩に利用すると良いでしょう。
耳のしもやけ対策には、頭から被る犬用スヌードがオススメです。
保湿する
しもやけによる肉球のひび割れを防止するには、保湿クリームでケアをしましょう。
ケアをする時は、犬が舐めても安心な成分でできた「犬専用の保湿クリーム」を使ってくださいね。
寒い時間帯は避けて散歩する
しもやけを防止するには、犬の体が冷える寒い時間帯はできるだけ避けて散歩に行きましょう。
冬は、暖かい日差しがある昼間に行くのがおすすめです。真冬だけでなく、寒暖差の激しい時期も気を付けてくださいね。
まとめ
今回は、犬が「しもやけ」になった時の症状3つと予防方法をご紹介しました。
犬のしもやけは、悪化すると患部が壊死する恐れがあります。散歩後は犬の手足や耳が冷えていないかチェックして予防しましょう。
もし「しもやけかな?」と感じたら、温めたり保湿をしたりして対処してください。犬が激しく患部を舐める、症状が改善しない場合は早めに動物病院へ連れていきましょう。
犬のしもやけは予防できますので、しっかり対策をして寒い冬も楽しくお散歩に行ってくださいね。