リスクが高くて超危険な「犬の嘔吐」4選
犬はストレスや食べ過ぎなどで嘔吐してしまうことがあります。しかし、中には危険なリスクが潜んでいる嘔吐もあるので、見逃さないよう十分注意が必要です。ここでは、超危険な嘔吐症状を紹介します。
1.嘔吐と同時に下痢の症状がある
嘔吐と同時に下痢の症状が見られる場合は、感染症や消化器系の病気が疑われます。場合によっては、腸閉塞を引き起こしているリスクもあり、腸閉塞は最悪の場合、死に至る危険性もあるので早急に病院へ連れていかなければいけません。
また、感染症の場合は犬パルボウイルス感染症や犬伝染性肝炎などの感染症が疑われます。こちらも病院で検査してもらいましょう。
2.1日に何度も嘔吐を繰り返す
すぐに嘔吐が止まった場合や何度も繰り返して嘔吐する様子がない場合は、そのまま様子を見ても問題ありません。しかし、1日に何度も嘔吐を繰り返す場合は注意が必要です。
感染症や胃腸に問題が生じている可能性が高く、急性胃腸炎などの症状も疑われます。炎症は慢性化する恐れもあるため、早めに動物病院に相談し、適切な治療を受けましょう。
3.水を飲むだけでも吐く
嘔吐した後も食欲がなかったり、水を飲むだけでも吐いてしまうという場合は、体内で何らかの異常が生じている可能性が高いです。特に食道に関する病気が疑われます。
また、水を飲むだけでも吐いてしまう場合は、緊急性が高い病気を患っている可能性もあります。脱水症状にもなりかねないので、早めに病院を受診しましょう。
4.吐いた時に血が混ざっている
吐いた時に血が混ざっている場合、吐き過ぎによって食道などが傷を負っている可能性や、胃にできている腫瘍から出血している可能性が疑われます。
吐血した場合は吐瀉物を袋などに入れて病院へ持っていき、検査してもらうことでより正確に詳しい状態を知ることができます。犬自身も辛い状態ですので、早急に動物病院で診てもらいましょう。
愛犬が嘔吐した時にできる対策や事前の予防策は?
もしも愛犬が嘔吐した時、まずは愛犬の様子を観察することが大切です。元気や食欲があり嘔吐を繰り返す様子がないのであれば、基本的には様子見で問題ないでしょう。しかし先に紹介したような症状が見られる場合は、以下の対策を取ってください。
1.基本的には絶食と絶水!嘔吐物は受診時に持ち込んで
犬が嘔吐を繰り返す場合、無理に食事させたり水分補給させたりするのではなく、基本的には絶食と絶水をし、胃腸に負担がかからないように配慮します。
また、嘔吐物は動物病院へ持ち込むために袋などに入れておきましょう。嘔吐物を検査することで、より詳しい健康状態を知ることができることも多いからです。
今回紹介したような嘔吐症状が出ている場合は、危険な症状の1つである可能性があります。早めに動物病院へ連れて行き、診察してもらいましょう。
2.ストレスや食べ過ぎ、運動前後の食事に要注意!
犬が嘔吐してしまう原因は病気の他にも、食べ過ぎやストレス、運動前後に食事をしてしまうといった胃腸に負担のかかる行為が挙げられます。
日頃から犬の胃や腸に負担のかかる行為は避け、食事も基本的にはドッグフードを主食とし、他の食べ物を与える際は消化の良い食べ物、あるいは消化しやすいように工夫して与えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬の嘔吐には危険なリスクが潜んでいることも多くあります。中には命に関わる危険性が潜んでいる嘔吐症状もあるため、飼い主さんは愛犬の些細な変化も見逃さず、心配であればすぐに動物病院へ連れて行きましょう。