絶対すべきではないNG行為は?犬にとって苦痛な「人の習慣」5選
私たち飼い主が何気なく行っている習慣の中には、犬にとってストレスの原因となっている行為があります。今回は犬にとって苦痛な人の習慣について紹介するので、心当たりのある方はできる範囲で改善しましょう。
1.毎日同じ時刻にごはんや散歩の日課を行う
ごはんや散歩など、毎日同じ時間帯に日課を行うことが習慣化していませんか。犬が楽しみにしている日課を同じ時間帯に行う習慣がついてしまうと、犬はその時間帯に近づくにつれ、落ち着きがなくなってしまいます。
「まだかな?」「あれ?いつもの時間帯なのに散歩に連れて行ってもらえない」など、不安やストレスにつながりやすくなるため、なるべく日課は時間帯がバラバラになるよう工夫しましょう。
2.外出前にスキンシップや声かけを行う
外出前に「行ってくるね」と声をかけたり、寂しい思いをさせてしまうからとスキンシップを取ったりする飼い主さんは少なくありません。しかし、実はこの行為が留守番中のストレスを増幅させている恐れがあります。
飼い主の外出前にスキンシップや声かけを行うと、留守番する時にその落差にストレスを感じてしまい、より寂しさが倍増してしまうのです。
また、留守番前のスキンシップが習慣化していると、飼い主のその行動を見て「また留守番か」「寂しいな」と外出前からストレスを溜め込んでしまうことも。外出前はなるべくかまわないようにしましょう。
3.外出前に同じルーティンをこなす
飼い主さんの外出前、つい毎日同じルーティンをとっていませんか。服の着替えや化粧などの外出準備、愛犬の留守番に関する準備など…このルーティン行動を犬たちはよく観察しています。
そのため、このルーティンを見ることで「また飼い主さんがどこかに行っちゃう」と察するようになり、外出前からストレスを感じる原因となってしまうのです。
できるだけ外出前のルーティンは毎日同じにならないよう、準備の順番を変えたり時間を置いて次の準備に入ったりと工夫しましょう。
4.家族同士で喧嘩する
家族同士で喧嘩することは、犬にとって強いストレスです。大切な仲間でもある家族が大きな声で怒鳴り合ったり、時には不機嫌な様子で無視しあったりしている空間の雰囲気を、犬は敏感に感じとります。
犬にとって家族が集まる空間は安心できる居場所です。その居場所が喧嘩や不穏な空気で脅かされることは、自分の命に危険が迫るほどの危機感を覚えてしまうのです。
また愛情深い犬にとって、家族同士が喧嘩していることに心を痛めている子も多くいます。なるべく愛犬の前では喧嘩している姿を見せないよう努力しましょう。
5.掃除機やスピーカー音などの日常の中の騒音
掃除機などは仕方がありませんが、聴覚が優れ警戒心の強い犬たちにとって、日常の中に潜む騒音はストレス要因になりやすいです。
犬が苦手な音として有名な生活音に、掃除機やドライヤー、洗濯機の稼働音です。なるべく稼働している最中の音が小さなものを選んだり、日頃から少しずつ慣れさせるなどの配慮をしてあげるとストレス軽減につながります。
また、最近では小型のスピーカーで音楽を流すという方も多いです。しかし、こうした人工的な音を流すことも犬を苦痛に晒してしまう行為になるので、極力避けるべきでしょう。
まとめ
いかがでしたか。私たち飼い主の何気ない行動が、犬に苦痛を与えていることは少なくありません。ただし、私たち飼い主にも生活があります。少しでも愛犬がストレスを感じないよう、できる範囲で配慮したり工夫したりしましょう。