犬のおやつはどのくらいの量あげるべき?
ワンちゃんの大好きな物といえば、おやつ! 愛犬におやつをおねだりされると、つい与えすぎてしまうという飼い主さんも多いでしょう。
しかし、人間はおやつを食べすぎると良くないといいますし「犬にはどのくらい与えても良いんだろう?」と心配にもなりますよね。
犬のおやつは、「1日に与えるべき総合栄養食の10%~20%」くらいが、適切に与える量の目安だといわれています。総合栄養食とは、その製品と水さえ与えていれば犬の健康が維持できる犬用フードのことで、主食やご飯と呼ばれるものです。
例えば、総合栄養食であるドッグフードを150g与えるなら、おやつは15g程度与えるのが良いでしょう。1日に与えるべき総合栄養食の量は、パッケージに記載されているので確認してくだささい。
もしおやつを与えすぎてしまった時は、ドッグフードを少し減らして調整しましょう。おやつはご飯とのバランスを考えて与えるのがポイントです。
おやつを与えすぎるとどうなるの?
もし愛犬におやつを与えすぎた場合はどのような影響が出るのでしょうか?
考えられる影響をご紹介します。
肥満になる
おやつを与えすぎた時にまず考えられるのが、犬が肥満になることです。おやつにはカロリーが高い物も多く、与えすぎると犬は簡単に太ってしまうでしょう。
犬の肥満は、糖尿病や心臓病など多くの病気の引き金となります。愛犬を健康で長生きさせるためには、おやつは与えすぎないようにしてください。
ドッグフードを食べなくなる
犬のおやつは嗜好性が高いように作られており、「ご飯よりもおやつが好き!」という犬も少なくありません。
おやつをたくさん与えられている犬は、お腹がいっぱいでドッグフードに魅力を感じず、ご飯を食べ残すようになることがあります。そこでご飯を食べないからと、代わりにおやつを与えてしまうと、犬は「ご飯を食べなくてもおやつが貰える」と学習し、さらに偏食が悪化してしまうでしょう。
そもそもおやつだけでは、犬はバランス良く栄養を摂取することはできません。ご飯を食べてからおやつを与えることを徹底し、犬におやつばかりではなく、ご飯をしっかり食べさせるようにしましょう。
おやつを与えすぎないための工夫
犬の健康の為、おやつは与えすぎないことが大切ですが、愛犬が欲しがるとつい与えてしまうという飼い主さんもいると思います。
そんな時はおやつを小さくちぎって与える回数を増やすと、カロリーは抑えられて犬も満足してくれますよ。コングなどにおやつを入れて犬に与えるのも、食べるのに時間がかかって犬が疲れてくれるのでおすすめです。
また、できるだけ低カロリーなおやつを選ぶのも肥満防止に効果があります。
おねだりされても「愛犬の健康の為におやつは与えすぎない」という意識を持つことも大切です。
まとめ
「犬のおやつはどのくらいの量あげるべき?与えすぎるとどうなるの?」について解説しました。
犬は自分で栄養を考えながら食事をすることはできません。栄養バランスの取れた食事を与え、犬の健康を管理するのは飼い主の務めです。愛犬が喜ぶからと甘やかして、おやつばかり大量に与えるのはやめましょう。
適量を与えれば、おやつは飼い主が愛犬とコミュニケーションを取るのに役立ちますし、なにより愛犬が大喜びしてくれます。犬のおやつはご飯とのバランスを考えて、正しく与えるようにしてくださいね。