1.飼い主さんの近くにいたい
顔は個人の存在感を感じるために最も重要な部位ですよね。わんこは比較的、嗅覚や聴覚に頼って生活しているものの、視覚情報を重要視していないわけではありません。
わんこが人間の顔や表情をよく読んでいることは科学的にも証明されていますし、見つめ合うことでお互いに幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されることも今やよく知られた事実です。
わんこが飼い主さんの顔の近くで寝ているときは「寝ている間も飼い主さんの存在を近くで感じていたい」「飼い主さんの顔を見て安心したい」とけなげに考えているのかもしれません。
2.枕を使いたい
まるで自分を人間だと思っているかのように、枕を上手に使って眠るわんこも少なくないですよね。
わんこが飼い主さんの顔の近くで寝ているときには、飼い主さんの顔や存在がどうこうではなく、単純に枕が気持ちいいと感じて枕を使って寝たいと思っている可能性もあります。
また枕は飼い主さんが頭を乗せる場所ですから、飼い主さんの匂いがしみ込んでいるものでもあります。大好きな飼い主さんの匂いを感じられるからという理由で枕が好きな子もいるかもしれません。
枕に限らず、飼い主さんの枕元が快適だと感じている場合もあります。顔は布団から出ていますから、枕元に加湿器や空気清浄機をセットしていたり、小物を置いていたり、枕元の環境を整えている人もいますよね。
そんな場合にはわんこも枕元の温度や湿度、採光などの環境を心地よいと感じて、顔の近くで寝たいと思っている可能性はあります。
3.飼い主さんを下に見ている?
わんこが寝る場所によって飼い主さんへの信頼度がわかるという説があります。足元に近いほど飼い主さんへの信頼感が強く、顔や頭の方になるほど飼い主さんを自分より下位の存在に見ているというものです。
この説を正しいとすれば、飼い主さんの顔の近くで寝ている場合にはわんこは飼い主さんをナメているということになりますが、この説には科学的根拠はありません。
「昨日は顔の近くだったけど、今日は足元」というように寝る場所をコロコロ変える子も多いですから、この説が一概に言えないというのは何となく理解できるかもしれません。
これまでご紹介したように「ただ単にそこが気持ち良い」という理由で顔の近くを選んでいる可能性の方が高いですから、普段の愛犬との信頼関係に自信があるのであれば、あまり不安になる必要はないでしょう。
思い当たる節があったら
とはいえ、普段の愛犬の行動や態度を見ていて信頼関係に自信がない場合や、愛犬があからさまに顔を踏みつけてくるといった場合には、下に見られている可能性もゼロではありません。
「もしかして…」とドキリとした人は、愛犬との関係性を見つめ直してみてもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?どこで寝ていたとしてもわんこと一緒に寝るのは至福の時間ですが、朝、目が覚めたときに一番に目に飛び込んでくるのが愛犬の姿だったら、何だか一日ハッピーに過ごせそうな気がしますよね。