愛犬との散歩後、足はどのようにキレイにしている?
愛犬と散歩に行った後、そのまま家の中に連れて入ってしまうと床が汚れてしまいます。そんな時、皆さんはどのように愛犬の足をキレイにしていますか。
毎回水洗いしたり丁寧にシャンプーしてあげたりしているという方もいると思いますが、実は足の洗いすぎや間違った洗い方は、犬の足を傷めてしまう恐れがあるので注意が必要です。
基本的に犬の足は毎回洗う必要はないといわれているので、必要な時のみ洗うようにし、あまり汚れていないと感じた日は、タオルで優しく汚れを拭き取る程度に留めておくのがベストです。
犬の散歩後、足を洗う時にしてはいけない4つのこと
ここでは犬の散歩後、足を洗う時にしてはいけないことを解説します。犬の足は皮膚が薄くとても繊細なので、洗い方や頻度には十分注意しましょう。
1.散歩後に毎回足を洗う
散歩から帰ると愛犬の足の裏が汚れているからと毎回足を洗っていませんか。あまりにも足を水洗いしすぎると水洗いや乾燥により皮膚を傷めてしまう恐れがあります。
足を洗いすぎることで乾燥を起こし、痒みや炎症を引き起こすケースはとても多いので、泥などでひどく汚れてしまった時のみ水洗いしてあげましょう。
2.シャンプーを毎回使う
毎回水洗いするのはもちろん、シャンプーを使って足を洗いすぎる行為も控えてください。シャンプーは洗浄力が高く同時に皮膚に負担をかけてしまいます。
毎回シャンプーを使ってしまうと皮膚が傷み、切り傷や炎症の原因となる恐れがあります。シャンプーは通常2週間に1回〜1ヶ月に1回、お風呂に入れる際に使うのみに留め、散歩後のケアはウェットティッシュあるいは時々シャワーで水洗いするだけにしましょう。
3.熱いお湯で洗う
水を使って犬の足を洗う際は温度に十分注意しましょう。人間は38〜40℃のお湯を使ってお風呂に入ることが多いですが、犬の足の皮膚はとても薄く弱いため、あまり熱すぎるお湯で洗ってしまうと火傷や炎症を引き起こしてしまう恐れがあります。
犬の足を洗う際は、36〜37℃程度の人間が「ぬるい」と感じるくらいの温度設定で水洗いするようにしてください。
4.洗った後に濡れたまま放置する
もしも愛犬の足を水洗いした場合、洗った後に濡れたまま放置することはやめてください。放置してしまうと濡れた足から雑菌が繁殖してしまい、皮膚炎などの原因となります。
洗った後は必ずタオルドライし、必要に応じてドライヤーの温風を軽く当てて乾かしてあげましょう。ドライヤーを使う際はあまり高温にしすぎないよう注意が必要です。
散歩後の愛犬の足を洗う際に押さえておくべきポイントは?
散歩後の愛犬の足を洗う際は、以下のポイントを押さえて正しい方法や頻度で洗ってあげてください。
- 汚れていなければウェットシートで軽く拭く
- ウェットシートはペット用のものを使う(アルコール不使用のもの)
- 水洗いする際はぬるま湯で洗う
- 洗った後は必ずタオルとドライヤーで乾かす
- シャンプーは泥などで汚れた時のみ使う
- 最後に肉球クリームを塗ってあげる
基本的に散歩後の足の汚れは、犬用のウェットシート(ボディシート)で拭き取るだけで問題ありません。人間用のウェットシートはアルコール成分が含まれている恐れがあるので、ペット用あるいは赤ちゃん用のお尻ふきなどを活用しましょう。
また散歩後、汚れを拭き取ったり水洗いしたりした後は肉球クリームで肉球を保護してあげるのもおすすめです。肉球はひび割れなどを引き起こしやすいので、普段からマッサージも兼ねてクリームで保湿してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬の散歩後、毎回足を洗っているという方は多いと思います。しかし、毎回水洗いしていると犬の足の皮膚に負担がかかってしまうので、ひどく汚れた時のみ水洗いするようにし、普段はウェットティッシュなどで汚れを拭き取ってあげましょう。