犬の老化を遅くするコツ
1.散歩を日課にして筋力を維持する
犬の老化を遅くするコツは、お散歩を日課にして筋力を維持することです。
シニア犬や老犬でも勢いよく元気に歩いている犬を見ると、若々しいなぁと思いますよね。我が家の愛犬は、もともとトボトボ歩くタイプなのですが「お歳ですか?」と声をかけられたことがありました。年齢が若くても、トボトボ歩いていると(歳だなぁ)と思われてしまうということなのかもしれません。
犬がいつまでも若々しく、自分の足で元気に歩き続けるためには、筋力の維持や向上が必須です。体重のほとんどを支えている前足の筋力が衰えてしまうと、歩行が困難になってしまうことがあります。
また、前足だけではなく、後足にも体重を上手くかけられるような工夫が必要です。緩やかな坂道を歩いたり、砂利の上を歩いたりするのがおすすめです。
筋力の衰えや歩き方がゆっくりになることを防ぐことはできませんが、老化を遅くすることはできます。1日2回、朝夕15分程度のお散歩をぜひ日課にしてみてください。
2.探求心や好奇心を刺激する
犬の老化を遅くするコツは、探求心や好奇心を刺激することです。
年齢を重ねると、おもちゃに興味を示さなくなってしまうことがありますよね。タイミングとしては、3歳・5歳・7歳・10歳くらいでしょうか。(おとなになったんだなぁ…)と感じますよね。
飼い主によっては、遊びに付き合わなくてもよくなったこと、おもちゃを買わなくてもよくなったことが、「良いこと」にも感じられるのではないでしょうか。
しかし、犬の探求心や好奇心を刺激してあげることには、視覚・嗅覚・聴覚をフル稼働させる、脳を活性化させるなどのメリットがあります。
老化を遅くするためには、お散歩に出て、ニオイを嗅いだり、音や声を聞いたり、他の犬や人と触れ合うなど、犬の探求心や好奇心を刺激してあげるとよいです。
3.定期的な健康診断を受ける
犬の老化を遅くするコツは、定期的な健康診断を受けることです。
シニア犬や老犬になると、どうしても体の衰えによる病気の症状が出てきます。心不全・椎間板ヘルニア・泌尿器疾患・老年性白内障・糖尿病などです。定期的な健康診断を受けていれば、早期発見と早期治療に繋げることができ、健康寿命を延ばすことができます。
私が我が家のシニア犬たちに受けさせて本当に良かったなと思ったのが、レントゲン検査です。何か症状や異常が起こらない限り、健康で元気な愛犬に受けさせようとはなかなか思わないものかもしれません。
とくに心臓は全身に酸素・血液・栄養を運ぶ重要な役割を担っています。心臓の働きが老化すると、全身に必要なものが正常に運ばれなくなり、全身の老化に繋がると思います。
愛犬にどんな健康診断が必要か、飼い主が見極める必要がありますが、獣医師とも相談しつつ、老化を遅くするためにもぜひ、普段は受けることのない健康診断も受けてみてほしいなと思います。
4.メンタルケアをする
犬の老化を遅くするコツは、メンタルケアをすることです。
- たくさん言葉をかける
- お留守番の時間を短くする
- スキンシップをする
- 愛情を表現する
- 一緒に運動をする
- 体をマッサージしてあげる
- 不安要素を減らしてあげる
- 恐怖心を与えない
挙げればキリがありませんが、愛犬の心を癒してあげる方法は、飼い主が最もよく理解しているのではないでしょうか。
シニア犬や老犬になってから無駄吠えが増えたり、物を破壊するようになったり、粗相をするなど、問題行動が増えたな…と感じることはありませんか? メンタルケアが必要な時だと思います。
心の問題は、体の老化にも繋がることがあります。愛犬の老化を遅くするためには、愛犬が抱える心の問題に気づき、解決してあげるとよいと思います。
まとめ
犬の老化を遅くするコツを4つ解説しました。
- お散歩を日課にして筋力を維持すること
- 探求心や好奇心を刺激すること
- 定期的な健康診断を受けること
- メンタルケアをすること
犬は年齢を重ねるごとに、少しずつ筋力が衰えていきます。無理をさせてはいけまいと、つい過保護になってしまいますよね。
愛犬の今の体力や精神力に合わせつつ、老化を少しでも遅くするため、4つのコツに注目してみてくださいね。