1.社会化訓練をしない
犬を飼ったら必ず社会化の訓練をするようにしましょう。犬の「社会化」とは、犬が社会的に問題なく生活できるよう周囲の環境に慣れることを指します。
生後3週間~生後半年までが犬の「社会化期」といわれる大切な時期です。この時期に子犬を積極的に外に連れ出し、人や他の犬に会わせるようにしましょう。一緒にお出かけすることで外の環境や音にも慣れていきます。
もし社会化の訓練をせずに育てると、警戒心や恐怖心が強い犬になってしまいます。警戒心が強い犬はストレスを抱えやすくなり、ビクビクした生活を送らなければいけません。お出かけもしづらくなってしまうでしょう。
できるだけ子犬は積極的に社会化訓練を行ってください。パピー教室などに参加するのもおすすめですよ。
ワクチン接種が終わっていない時期は、獣医の指示に従って社会化にチャレンジしてくださいね。
2.犬が悪いことをしても叱らない
犬を飼う時には、可愛がるだけでなく正しく叱る必要があります。
犬が悪いことをしても叱らないで飼っていると、
- 無駄吠え
- トイレを覚えない
- 盗み食い
- 散歩でリードを引っ張る
など問題の多い犬になってしまうでしょう。問題の多い犬との生活は飼い主もストレスが溜まってしまいます。
「叱ると犬が可哀想」と感じるかもしれませんが、ルールを教え、飼い主がコントロールしたほうが犬も安心し落ち着いて生活することが可能です。
なお、犬を叱る時は感情的に怒るのではなく、「ダメ」だとハッキリ毅然とした態度を犬に示しましょう。毅然とした態度をとっていれば、犬は飼い主を信頼できる相手だと思ってくれるはずですよ。
3.人間の食べ物を与える
犬を飼う時は人間の食べ物を与えないようにしましょう。
人間の食べ物は塩分や砂糖、香辛料、添加物がたくさん含まれています。人間にとっては問題がなくても、体の小さい犬にとっては健康に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
しかも人間の食べ物は匂いや味が濃く嗜好性が高いため、犬は一度貰えると味を覚えて毎回欲しがるようになってしまいます。
また人間の食べ物のなかには
- チョコレート
- ネギ類
- ぶどう
- キシリトール
- アルコール
など、犬が中毒を引き起こす食べ物もあります。これらは絶対に与えてはいけません。摂取量によっては死んでしまう可能性もあるのです。
中毒にはならなくても、人間の食べ物を食べた犬は肥満や腎臓病などの病気にかかるリスクがとても高くなるでしょう。盗み食いをしたり、しつこく欲しがったりなどの問題行動も起こり得ます。
そのため、犬に人間の食べ物は与えないようにしてください。
まとめ
問題を抱える犬に育ってしまう「ダメな飼い方」3つをご紹介しました。
- 社会化訓練をしない
- 悪いことをしても叱らない
- 人間の食べ物を与える
犬が可愛いあまり、これらのダメな飼い方をしてしまう人はきっと少なくないでしょう。しかしこのような飼い方をすると、結果的に愛犬と飼い主のどちらも生活がしづらくなってしまいます。
健康な愛犬と楽しく生活をするためには、正しい飼い方をすることが大切です。
社会化訓練は子犬の時期が大事だといわれていますが、成犬になってからでも時間をかければ訓練することができます。
この記事を参考にして今一度、愛犬への飼い方を見直してみてくださいね。