愛犬がよその犬を怖がっている時のサイン6選

愛犬がよその犬を怖がっている時のサイン6選

散歩中他の犬を見つけると近寄っていく犬がいますが、あまり関わりたがらない怖がりな犬もいます。今回は、愛犬がよその犬を怖がっている時のサインについて解説します。

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愛犬がよその犬を怖がる理由

エアデールテリアを怖がるミニチュアシュナウザー

そもそも、犬はなぜよその犬を怖がってしまうのでしょうか。

フレンドリーに嬉しそうな様子で近寄っていく犬もいますが、その一方で怖がってちょっとしたパニック状態になってしまう犬もいます。

これらの違いはなぜ生じているのか、考えてみましょう。

犬同士の交流が少ない

若い時期に犬同士の交流が少なかった犬は、他の犬との接し方がわかりません。そのため成犬になっても怖がりになってしまうことがあります。

また、お散歩デビューしたての子犬も知らないことばかりで体も小さいので、成犬を怖いと感じやすいです。

元々の性格

「警戒心が強い」「神経質」「犬より人が好き」というような性格の犬は、他の犬を怖がりやすいです。犬種や育った環境などが関係しています。

番犬や狩猟犬として使われてきた日本犬やテリアなどは警戒心が強く、吠えやすいです。また人が好きなレトリーバーも優しい犬なので犬に対しては怖がりになりやすいです。

犬種がはっきりしない雑種も怖がりになりやすいです。山で育った野犬は外敵に狙われないようにしていた習慣があるので、ペットになっても警戒心の強さは残ります。

他の犬に襲われた経験がある

若い時期に他の犬とトラブルになった、ケガをした経験がある犬はその後も怖がりになりやすいです。

愛犬がよその犬を怖がっている時のサインとは

姿勢を低くするゴールデンの子犬

理由はさまざまですが、愛犬がよその犬を怖がっている時のサインは知っておく必要があります。

愛犬のトラウマにならないように素早く対処するためには、怖がっているサインに気付けるようにしておきましょう。

1.姿勢を低くする

犬は自信がないときに姿勢を低くします。よその犬の前で恐怖を感じ、姿勢が低くなっていると防御の態勢に入っているということです。

反対に、リラックスや自信があるときには、体を大きく見せようとする習性があります。そのため、嬉しいときには重心が上がって姿勢が高くなります。

2.耳を寝かせる

犬は嬉しいときに耳を寝かせますが、恐怖を感じているときにも同じく耳を寝かせます。たれ耳の犬はわかりにくいですが、よく見ると下に下がっています。

久しぶりの人に会って犬が耳を寝かせていたら、体全体を観察してみてください。喜んでいるように見えても、犬はあなたのことを忘れて怖がっているかもしれません。

3.尻尾が下がる

尻尾を丸めて逃げるという言い回しがありますが、犬は恐怖を感じているとき尻尾を下げて股の間にうずめます。

嬉しいときには体全体と同時に尻尾も上がります。しかし、恐怖を感じて攻撃するときにも尻尾は上がるので、表情なども見て判断しなくてはいけません。

4.固まる

吠えられて固まる犬

犬は怖がっているとき、飼い主がリードを引っ張ってもその場から動かないことが多いです。

緊張すると交感神経が働き、筋肉が硬直して動けなくなってしまいます。人間も緊張して動けなくなってしまうことがありますね。

5.毛が逆立つ

毛質によってはわかりにくいですが、恐怖を感じるなどして緊張すると犬の毛は逆立ちます。人間の鳥肌が立つのと似ています。

この場合も交感神経が働いて毛を逆立てる立毛筋という筋肉が緊張します。首筋や背中の毛が特に逆立ちます。

6.吠える

犬は恐怖を感じると「あっちに行って!」と相手に吠えることがあります。怖いけれど攻撃する余裕はあるということなので、ケンカしないように飼い主は気をつけなくてはいけません。

遊びに誘うときにも吠えることがありますが、体や顔の表情を見て判断しましょう。

犬が怖がっているときの対処法

飼い主の足元で怖がる犬

犬が怖がっているとき、無理やり相手の犬に近づけるのはやめてください。恐怖から相手の犬や飼い主さんを攻撃してしまうかもしれません。

まずは飼い主同士で言葉を交わし、怖くない相手だと犬にわからせます。飼い主が相手の犬に触り、触った手を愛犬に嗅がせるなどして少しずつ情報収集させましょう。

相手と仲良くするのが難しいと判断した場合、移動して体を撫でる、おやつをあげるなどして落ち着かせてください。

まとめ

怖がる犬

怖がりな犬に友達を作りたいのなら、同じようなおとなしい犬と会わせてみてください。多少怖がりでも、同じような体格で老犬や子犬となら交流できることがあります。

犬同士の友達ができなくても心配する必要はありません。飼い主の言うことをちゃんときくことができて、人間に優しいのならば良い犬です。

愛犬にはたくさんの経験をさせて、怖がる必要のない幸せな犬生を送らせてあげましょう。

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