愛犬が最近甘えてくれない…どうして?
1.成長の証♡
犬が甘えてくれなくなるのは、成長の証です。自立心や独立心を高く持つようになったのだと思います。
「だんだんと」ではなく「いきなり」であると、どうして甘えてくれないのかと不安になりますよね。そんな時は、最近の出来事を思い返してみてください。
何か、犬が自信を持つきっかけになるような出来事があったのではないでしょうか。飼い主にとっては大したことのない出来事も、犬にとっては大きな出来事であったのかもしれません。
例えば、いつもお留守番中は不安だったけど、今日は安心してリラックスした状態で過ごせた、なんてことが犬の自信に繋がることもあるんです。
自立心や独立心を高く持つようになった犬は、飼い主に甘えるタイミングを自分自身で判断するようになります。四六時中ずっと甘えん坊ではなくなるかもしれませんが、成長の証なので、あまり寂しく思わないでくださいね。
2.甘えたことを叱られた
甘えたことを叱られた時、犬が甘えてくれなくなることがあります。
調理中、甘える愛犬を「危ないからあっちに行ってて!」と叱ったことはありませんか? しつこくお散歩に誘ってくる愛犬を「まだお散歩の時間じゃないでしょう!」と叱ったことはありませんか?
要求に応えてほしいわけではなく、ただ甘えたかったのかもしれません。構ってほしいわけではなく、ただ「いい子だね」と褒めてほしかったのかもしれません。
悪い行いや危険な行いをしたわけではない時は、叱るのではなく、「まだ時間じゃないからもう少し待っててね」「ここは危ないから向こうにいてね?」などと優しく声をかけるようにしてあげてください。
改善方法も同じです。叱ったことを反省し、次からは優しく声をかけるようにしてみてください。
たまにしつこく甘えてくることがあるかもしれませんが、大好きな飼い主に叱られた犬はひどくショックを受けます。ただ愛情がほしかっただけなのです。
3.飼い主との距離感を覚えた
犬が甘えてくれなくなるのは、飼い主との距離感を覚えたからです。
その距離感がお互いが快適に過ごすための距離であることを知ったのです。成犬になると、犬も「ひとり時間」を持ちたがるようになることがあります。
飼い主と同じ空間にはいたいのです。それぞれが好きなことをして過ごしたいのです。今は飼い主に甘える時間ではなく、犬が自分の時間をゆったりと過ごす時間なのです。
甘えることをしなくなり、飼い主としては、愛犬との距離が出来てしまったような、溝が出来てしまったような、寂しい気持ちになるかもしれません。
飼い主との距離感を覚えた犬にも、思いっきり飼い主に甘えたい時があります。そのサインを見逃さないように、しっかり受け取って、スキンシップやコミュニケーションを充実させられるようにするとよいと思います。
4.拗ねている
犬が拗ねている時、甘えなくなることがあります。
それは、短期的なものではなく、長期的な場合もあります。例えば、飼い主が結婚した時、赤ちゃんが生まれた時があります。
飼い主とふたりきりで暮らしていた犬に、飼い主が結婚したことで同居人ができ、ふたりきりの時間を奪われたような気持ちになっているのかもしれません。
飼い主に赤ちゃんが生まれた時、きっと飼い主は赤ちゃんに付きっきりになります。犬は、まるで自分の存在を忘れられてしまったような、自分を必要としてもらえなくなったような、寂しさと嫉妬の気持ちになっているのかもしれません。
このような時は、愛犬が思いっきり甘えていい時間を作ってあげるとよいと思います。飼い主を独り占めすることができる時間です。愛犬とふたりき、のんびりと長距離のお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
愛犬が甘えてくれなくなる理由を4つ解説しました。
- 成長の証♡
- 甘えたことを叱られた
- 飼い主との距離感を覚えた
- 拗ねている
甘えてくれなくなった時、愛犬の性格が急に変わってしまったように感じられることがあるかもしれません。
甘えてくれなくなったこと以外に、体調を悪くしていないか、健康状態に異常は起きていないか、もっと視野を広くして愛犬のことを見てあげることも必要だと思います。