犬に洋服は着せる?着せることで効果がある場合も
犬用の洋服は年々デザイン性や機能性が高くなり、おしゃれな洋服が増えています。中には季節に合わせた可愛らしいコスプレ風の洋服もあり、ついペットショップなどで見入ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
犬に洋服を着せることに対して、人によっては賛否両論あるかと思います。しかし犬種によっては、季節に応じて洋服を着せることが推奨されているケースもあります。
季節や気候などを考慮し適切なタイミングで洋服を着せることにより、犬の健康を守る効果が期待できるので、おしゃれのためだけでなく機能面を重視して着せることも検討しましょう。
効果が期待できる『犬に洋服を着せるタイミング』は?
では、犬にはどのようなタイミングで洋服を着せるべきなのでしょうか。ここでは、効果が期待できる犬に洋服を着せるタイミングを紹介します。
1.寒くなってきたタイミング
洋服を着せる理由として、健康を維持するために効果のあるタイミングはやはり寒くなってきたタイミングです。
10月下旬頃になると少しずつ気温が低下し、11月に入る頃には本格的に肌寒い時期に突入します。この頃からシングルコート犬種と呼ばれる寒さに弱い犬種は、防寒対策の1つとして洋服を着せてあげることをおすすめします。
基本的に室内は適温が保たれているため必要ありませんが、散歩に連れていく際は外気温の低さに応じて、保温性の高い洋服を着せてあげましょう。
2.夏場に散歩へ行くとき
「夏場は暑いから洋服は着せない」という人も多いですが、短毛犬種など直射日光の影響を受けやすい犬種の場合は、散歩に連れていく際に洋服を着せることをおすすめします。
短毛犬種は夏場の強い日差しを浴びてしまうことで、紫外線による皮膚ダメージが深刻化しやすいです。そのため薄い夏用の洋服を着せることで、紫外線をカットする必要性があります。
夏場になると店舗などで紫外線カット、冷感素材などと記載された洋服が並ぶようになります。こうした夏に適した洋服を選んであげましょう。
3.手術後
犬が何らかの病気や症状を引き起こし治療するために手術を受けた後、病院側から洋服を着せることを推奨されるケースも多いです。
これは手術した際の傷跡や患部を犬が気にして、舐めたり引っ掻いたりしないように保護する目的があります。
また、切り傷や同じ箇所を舐めすぎたことによる皮膚炎などを悪化させないために、洋服を着せて保護することが推奨されることも多いです。
ずっと着せっぱなしはNG!皮膚炎のリスクが高まる
紹介したように、タイミングによっては犬に洋服を着せた方が良いタイミングもあります。しかし、人間のようにずっと洋服を着せっぱなしにするのは、事情がある場合以外、控えるべきです。
常に洋服を着せっぱなしにしていると洋服と皮膚の間で蒸れてしまい、皮膚炎のリスクが高まってしまいます。外から帰ってきたら洋服を脱がせるなど、不要なタイミングでは洋服を脱がせるようにしましょう。
また、その季節に適していない洋服を着せてしまうと、熱中症のリスクや皮膚炎のリスクがより高まります。タイミングに適した洋服を選んであげることも重要です。
まとめ
いかがでしたか。犬に洋服を着せることは、決して悪いことばかりではありません。寒い時期や直射日光の厳しい時期、あるいは手術を受けた直後などは、体を守ることを目的とした適切な洋服を選んで着せてあげましょう。