放っておいたら超危険な『犬の行動』5選
犬は好奇心やストレスなど、さまざまな理由から問題行動を起こすことがあります。「まだそんなに大きなトラブルは起こしていないから」と放置していると、後々大事故につながる危険性もあるので要注意です。
ここでは、放っておいたら超危険な犬の行動を紹介するので、愛犬に当てはまる行動が1つでもある方は早めに対処しましょう。
1.拾い食い
散歩中、あるいは飼い主が食事した後など、地面や床をクンクンと嗅ぎながら落ちているものを拾い食いしてしまう犬は少なくありません。実際、毎年多くの誤飲事故が報告されています。
拾い食いしたものによっては中毒症状を引き起こし、最悪の場合、麻痺や昏睡、死に至る危険性もあります。また、先が尖っているものなどは喉や腸内で内部から傷をつけ、大怪我につながる危険性もあります。
拾い食いにはさまざまな危険が潜んでおり、放っておくと大きなトラブルにつながりかねません。早いうちにやめさせましょう。
2.飛びつき癖
人懐こい犬は、つい会えた嬉しさから足に飛びついてしまう犬も多いです。悪気はなく、むしろ好意的な行動ではありますが、飛びつかれた相手が転倒してしまうなどの事故も考えられます。
犬に飛びつかれたことで体を支えきれず、高齢の方が転倒してしまい骨折につながる事故や、犬が苦手な人を怖がらせてしまいトラブルに発展するといったケースもあります。
飼い主から見ると可愛らしい行動ですが、他人から見ると「迷惑」「怖い」と感じる行動になりかねません。飛びつき癖も早めに改善させるようトレーニングしましょう。
3.唸るといった威嚇行動
警戒心の強い犬や臆病な犬は、飼い主以外の人や犬を見ると吠えたり唸ったりして威嚇行動をとってしまうことがあります。
犬は元々警戒心の強い動物なので本能的な行動とも言えますが、あまりにも行き過ぎた威嚇行動は、放っておくとエスカレートしてしまう危険性があるので要注意です。
興奮しすぎてしまい唸るだけでなく噛みついてしまったり、噛み付く素振りを見せて相手を驚かせ、その際に転倒事故につながってしまうといったトラブルも起こっています。
相手の犬が臆病な場合、唸ったり吠えられたり、噛みつかれそうになったりといった経験がトラウマになってしまう恐れもあるので気をつけましょう。
4.無駄吠え
犬は本能的に吠える習性を持っていますが、人間と一緒に暮らしていく上で無駄吠えはしっかりしつけをしなくてはいけません。
無駄吠えを放っておくと成長するに従い声量が大きくなったり、吠え方が激しくなったりとエスカレートしていきます。無駄吠えによってご近所トラブルに発展するケースもあるため、早めに改善するようにしましょう。
5.家具などを噛む
寂しさやストレスから、家具や衣類を噛んだり破壊したりといった行動をとる犬は少なくありません。しかし、こうした噛み癖は犬自身のトラブルにもつながるので、早めに改善するべきです。
家具を噛むことで歯や顎に負担がかかってしまいますし、噛んだものによっては誤飲事故につながる危険性もあります。またケーブルなどを噛んでしまった場合、感電してしまい、ショック死につながる恐れもあり大変危険です。
他にも観葉植物を噛んでしまい、誤飲したことで中毒症状を引き起こすなどの例もあるため、噛み癖は見つけ次第、正しく叱ったり危険なものを排除するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。しつけが難しく、つい改善を後回しにしてしまうという飼い主さんも多いですが、放っておくと後々大きなトラブルにつながる危険性があります。
1人でしつけすることが難しいと感じるようならば、ドッグトレーナーさんと一緒に対応するなどして、飼い主として愛犬を正しい方向へ導いてあげましょう。
