散歩中の犬のおしっこ、放置したらどうなるの?
みなさんは愛犬が散歩中おしっこをした時、どのように処理をしていますか? もし犬のおしっこをそのまま放置してしまったら、どうなってしまうのでしょうか?
今回は、散歩中に愛犬がしたおしっこを放置した場合の環境への影響などを解説します。
犬が散歩中におしっこをする理由
犬にとっておしっこは、単なる排せつ行為ではありません。犬はおしっこの臭いで自分の縄張りを主張したり、他の犬と情報交換を行います。
特にオス犬は自分の強さをアピールするために、電信柱などのできるだけ高い場所に足を上げておしっこをするのです。
おしっこを放置すると環境に悪い?
一度犬がおしっこをした場所は、他の犬も臭いを嗅ぎつけて同じようにおしっこをかけるようになります。特に、電信柱や標識、壁などはマーキング場所としてよくおしっこをかけられてしまうでしょう。
長年犬のおしっこがかかり続けると、その場所は錆びて腐食する、変色するなど劣化してしまいます。実際、標識などの柱が腐食し折れて倒れることは少なくありません。倒壊した柱によってケガ人も出ており、とても危険です。
また、人の家の前でおしっこをさせたり、おしっこを放置するマナーの悪い飼い主が社会問題にもなっています。臭いや汚れはもちろんですが、自宅の前に犬のおしっこがあるのは誰だって嫌な気分になりますよね。
犬のおしっこはしっかり後処理をしないと、環境や地域住民に悪影響を与えてしまうのです。
犬のおしっこを処理する方法
散歩中の犬のおしっこを放置すると、さまざまな問題が起きることがわかりました。
では、犬の散歩中おしっこはどう処理すれば一番良いのでしょうか?
ペットシーツで吸い取る
犬が散歩中におしっこをしたら、持参したペットシーツで吸い取るようにすると良いでしょう。
完璧に吸収させるのは難しいと思うので、残った分は水できれに洗い流し、環境に影響しない天然素材の消臭スプレーをかけるとしっかり処理することができます。
ペットシーツにおしっこさせる
足をあげておしっこしない犬であれば、ペットシーツに直接おしっこをさせる方法もあります。直接ペットシーツにさせれば、地面が汚れる心配もありませんし、水で流す必要もありません。
できれば飼い主の掛け声でペットシーツに排せつできるようにしつけをしておくと、お散歩の時だけでなくお出かけなどでも安心ですよ。
水で流す
多くの飼い主さんが行っているのが、おしっこを水で流す処理方法でしょう。
しかし、この方法には「少量の水をかけるだけでは意味がない」「おしっこを広げているだけ」「飼い主の自己満足」など、否定的な意見を持つ人も多くいます。
水で流す場合は少量の水をかけるだけではなく、シャワー状の水でしっかり流すようにしましょう。
まとめ
『散歩中に愛犬がしたおしっこを放置したらどうなるのか』を解説しました。
環境のことを考えると、犬のおしっこは家の中でさせるようにするのが最も理想的です。しかし、なかなかしつけるのは難しいのが現実ですよね。
愛犬が散歩中におしっこをする場合は
- 場所を配慮しておしっこをさせる
- リードを短く持ち、電信柱などの臭いを嗅がせない
- ペットシーツや水でおしっこを処理する
上記のように工夫してみてください。
犬を飼っている人もそうでない人も、気持ちよく暮らせるようにマナーを守って愛犬を散歩させましょう!