犬に与えるべきではない水3選 ミネラルウォーターは飲ませるべきではない?

犬に与えるべきではない水3選 ミネラルウォーターは飲ませるべきではない?

水分は全ての生きものに欠かすことのできないものです。愛犬の健康のためにもしっかり水分を摂らせたいところですが、中には与えるべきでない水もあります。あなたは愛犬にこんな水を与えていませんか?

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

1.長時間交換していない水

ボウルの水

わんこの飲み水はボウルや給水器に汲み置きをしているという家庭がほとんどなのではないでしょうか。その飲み水、どのくらいの頻度で交換していますか?

飲み水を交換せずに放置しておくと、雑菌や細菌が繁殖して食中毒を起こすリスクが高まります。特に夏場は水が痛みやすいため、少なくとも1日1回、可能であれば1日に2回は水を全交換したいところです。

ろ過機能付きの場合も同様

近年は給水器もさまざまなタイプが市販されており、中にはフィルターなどによるろ過機能が付いているものもありますよね。

「ろ過機能付きの給水器であれば長時間放置しても大丈夫」と油断してしまいがちですが、細菌や雑菌までろ過してくれる機能はそうそうありません。やはり1日に1回は総取り換えをして新鮮な水と交換するべきです。

2.氷水

氷水

真夏の暑い時期には、愛犬にもキンキンに冷えた氷水を飲ませてあげたくなるかもしれません。

ですが氷水をはじめ、あまりに冷たすぎる水はわんこにとってはNG。大量に摂取しすぎると下痢や嘔吐の原因となる可能性があるからです。人間でも冷たい飲み物やアイスを食べすぎるとお腹を壊しますから、わんこも全く同じです。

ただ人間は自分の意志で冷たい水を飲むのをやめることができますが、わんこの場合には与えられた水を飲むしかないため注意してあげないといけません。

子犬の場合は特に要注意

氷水を飲んでいるとき、意図せずしてつるんと氷が口の中に入ってきてしまったことはないでしょうか。そのままゴクンと飲み込んでしまって痛かったという経験をしたことがある人もいるかもしれません。

わんこに氷水を与える場合には、このような誤飲のリスクにも注意する必要があります。特に子犬の場合には口や喉が小さいため、氷のサイズによっては喉に詰まって窒息してしまうリスクがあります。

「氷は詰まっても解けるから」と思うかもしれませんが、解けるまでの間に深刻な呼吸困難に陥る可能性もゼロではありません。

3.ミネラルウォーター(硬水)

ペットボトルの水

ペットボトルのミネラルウォーターは水道水と比べると高価で販売されているということもあり、衛生面でも健康面でも優れているというイメージがあるかもしれません。

そのため「愛犬にはただの水道水ではなく、しっかりしたミネラルウォーターを与えたい!」と考える人もいるでしょう。

ですが愛犬にミネラルウォーターを与えたいと思ったら、その選び方には要注意。選択を間違うと逆に健康リスクを上げてしまいます。

1.わんこに与える場合は「軟水」を

「硬水」と「軟水」という言葉は多くの人が聞いたことがありますよね。この2つの違いは「硬度」であり、カルシウムやマグネシウムの含有量が一定以上のものを硬水、それに満たないものを軟水と呼んでいます。

わんこに硬水を与えるとカルシウム・マグネシウムの過剰摂取によって、尿路結石を発症するリスクが高まる可能性があります。絶対ではありませんが、少なくとも尿路結石の既往歴のあるわんこは硬水の摂取は控えた方が良いでしょう。

2.ミネラルウォーターの方が食中毒になりやすい?

水道水が塩素で殺菌されていることは有名です。こう聞くと何となく体に悪いイメージを抱くかもしれませんが、この塩素系消毒剤のおかげで食中毒の原因となる細菌の繁殖を抑えることができるのです。

一方でペットボトルのミネラルウォーターには消毒剤が入っていないため、ボウル等に汲み置きして放置した場合にはかえって細菌繁殖のリスクが高まります。

何となく安かろう悪かろうのイメージのある水道水ですが、実はわんこにとっては最適な飲み物なのかもしれません。

まとめ

水を飲んでいる犬

いかがでしたでしょうか?脱水状態は健康リスクを高めるため、季節を問わず水分補給は大切です。とはいえ、適切でない「水」を与えてしまって健康を害してしまっては本末転倒ですよね。

「たかが水」でも「されど水」。水に対する正しい知識を身に着けて、愛犬に適切な水分補給をさせましょう。

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