1.散歩の時にはリードを付ける
犬を散歩させる時や、外に連れ出す時には必ずリードを付けましょう。
「リードをつけるのは可哀想」「うちの子は遠くへ行かないから大丈夫」と言って、ノーリードで散歩をさせる人がいますが、これはとても危険な行為です。
しつけされている犬でも、突然の大きな音などに驚いて逃げてしまう可能性があります。
逃げた先が道路であれば交通事故に遭うかもしれませんし、そのまま行方不明になることもあるでしょう。リードをしていれば、突発的な事故を防ぐことができます。
また、犬の身を守るためだけではなく、周囲の人への配慮としてもリードは必須です。世の中には、犬が苦手な人も大勢います。飼い主からすれば可愛い愛犬でも、知らない人からするとノーリードの犬は怖い存在かもしれません。
そもそも犬の放し飼いは、法律や条例で禁止されています。外に出る時は、犬に必ずリードをつけましょう。
2.予防注射を受けさせる
飼い主は、犬に狂犬病ワクチンを受けさせる義務があります。これは国が定めた義務であり、犬を飼ったら1年に1回必ず受けさせねばなりません。
狂犬病は、発症するとほぼ100%死に至る恐ろしい病気です。日本ではワクチンが義務付けられたことから、昭和32年以降発生していません。
しかし、今でも海外では多くの人が狂犬病により命を落としており、海外で犬に噛まれた人が日本で発症するケースも見られています。犬を飼ったら、犬の登録と共に、狂犬病ワクチン接種は必ず行いましょう。
狂犬病ワクチンだけでなく、さまざまな感染症を防ぐ「混合ワクチン」も忘れないようにしてください。こちらは狂犬病ワクチンとは違い、法律での義務はありませんが必ず受けさせましょう。
狂犬病ワクチンと混合ワクチンを打っていない犬は、トリミングサロンやドッグラン、ホテルの利用を断られることが大半です。
なにより、ワクチンを打つことで感染症の蔓延を防ぎ、愛犬を守ることになります。犬の感染症の中には、人間に感染するものもあるので、必ず予防接種は受けさせるようにしましょう。
3.犬のうんちを放置しない
犬の飼い主は、愛犬がしたうんちを責任を持って処理しましょう。
うんちが放置されていると汚くて不衛生なだけでなく、犬嫌いな人が増えたり、散歩が禁止になってしまう場所が増えることにも繋がってしまいます。
犬を飼っている人と、飼っていない人が共生するためには、犬の飼い主がしっかりルールやマナーを守らなくてはいけません。
うんちは持参したペットシーツの上でさせたり、ゴミ袋やティッシュで拾って、水で綺麗に道路を流すなどして処理してください。
4.しつけをする
犬を飼い始めたら、しっかりしつけをしましょう。
しつけをしていないと、飼い主が犬をコントロールすることができず、犬は問題行動を起こします。
家の中だけであれば、飼い主が我慢すれば良いかもしれませんが、無駄吠えによる騒音は近所トラブルを招くでしょう。人に飛びつく、吠えかかる、どこでもマーキングするなど、周囲の人に直接迷惑をかけることもあるはずです。
犬には最低限のしつけを覚えさせ、社会化訓練をするようにしましょう。
まとめ
犬の飼い主が絶対に守らなければならない『4つのルール』をご紹介しました。
ルールを守らない飼い主ばかりになると、犬にマイナスなイメージを持つ人が多くなってしまいます。そうなると、犬同伴可能なお店は減り、公園なども利用できなくなるかもしれません。
犬を飼っている人も飼っていない人も、気持ちよく共生できるような社会にするためには、まずは自分自身がルールを守れる飼い主になりましょう。