犬のリードの役割とは
愛犬との毎日のお散歩に欠かせないのがリードですよね。犬のリードはただ単純にお散歩をするための道具ではなく多くの役割があります。
1.犬のリードの役割
リードは愛犬と飼い主さんを繋ぐ大切な物。リードを付けている犬は飼い主さんの意思で行動範囲を制限することが出来るため、不意な事故や誤飲誤食を防ぐことが出来ます。愛犬の安全を守ることが出来るのです。
またお散歩中には、気づかないうちに犬が苦手な方とすれ違っていることも多いのではないかと思います。
犬が苦手な方にとっては「リードが付いている犬」というだけでも少し安心してもらえるはずですし、周囲の方への突然の飛びつきなども防ぐことが出来るので周りの方への配慮にも繋がります。
犬のリードにはいくつかの種類があるため、目的に合ったリードを正しく使うことが安全に繋がります。
2.犬のリードの種類
犬のリードは大きく分けると4種類あります。
- スタンダードリード
- フレキシブルリード
- ロングリード
- マルチファンクションリード
スタンダードリードは日常的なお散歩に使用する一般的なリードです。リードの片方が飼い主さんの持ち手用に円形になっていて、もう片方にカラーやハーネスとつなげるための金具がついています。
一般的には120~150㎝程度の長さの物が多く、色柄や素材も豊富なので飼い主さんの好みのタイプのリードが選べます。
伸縮リードとも呼ばれるのがフレキシブルリード。手元のスイッチでリードの長さを伸ばしたり戻したりできるタイプの物です。主に人が少なく広い場所で利用するのが目的となります。大きな公園や河川敷など愛犬を遊ばせる時にお勧めです。
ロングリードはトレーニング用のリードになります。長さは10m~25mくらいの物が多いよう。人が少ない場所で「オイデ」のトレーニングをするのに適しています。こちらも大きな公園や河川敷、人の少ない場所で使用するようにしましょう。
マルチファンクションリードは非常に多機能なリードです。たすき掛けや腰掛けにも出来るので飼い主さんは両手を自由に使うことができますし、犬を一時的につないでおきたい時にループを作ることも出来ます。
犬のリードでしてはいけないダメ行為3選!思わぬトラブルに発展することも
1.長さのあるリードを普段のお散歩に使う
フレキシブルリード、またロングリードを普段のお散歩に使用するのは好ましくありません。フレキシブルリードは手元のスイッチでリードの長さを調節できますが、短くしている時でも万が一ロックが外れてしまうととても危険です。
基本的に長さのあるリードは愛犬を自由に歩かせることができますが、飼い主さんがコントロールすることは出来なくなってしまいます。公道や普段のお散歩で使用するのは止めましょう。
2.リードを強く引っ張る
愛犬の行動をコントロールするために、常にリードをピンと張った状態でお散歩をするのもあまり良いことではありません。
常に強く引っ張っていると、愛犬の首周りに大きな負担がかかってしまい、喉を締め付けすぎて吐いてしまうこともあります。また頚椎を痛める原因にもなりかねません。
好奇心旺盛な性格でぐいぐいと飼い主さんを引っ張るようにお散歩をする犬は少なくありません。引っ張り癖を直せるようにトレーニングしていきましょう。
愛犬が引っ張ったらその場で止まる、また歩く方向を変えるなどして愛犬自身の意思で好きな方向には行けないのだということを教えてあげましょう。
3.愛犬に合ったリードを使用していない
愛犬の体に合っていないリードを使用しているのもダメな行為のひとつ。犬は犬種、また個体により体重、体格差が非常に大きく異なるため、リードも長さや太さなど様々な物が作られ販売されています。
愛犬の体に合っていなリードだと思わぬ事故やトラブルに発展する危険性があるため注意しましょう。
販売されているリードには適正体重や「小型犬用」「大型犬用」など使用対象が表示されています。購入の際はしっかりと確認して愛犬にぴったりなリード選んであげましょう。
まとめ
日頃、何気なく使っているリードも間違った使い方をすると事故やトラブルに繋がってしまう危険性があります。リードは愛犬を守るための物。日常的に金具の劣化はないかなどのチェックもしながら正しく使用し、楽しいお散歩を心がけて下さい。