愛犬の口元でわかる気持ち
1.口を閉じて真剣な表情をしている
犬が口を閉じて真剣な表情をしている時は、何かに集中しているところです。
ジッと見つめる先には何があるでしょうか。お散歩をしている他の犬かもしれません。下校途中の小学生かもしれません。
犬が口を真横にキュッと閉じている時は、集中する相手に対して興味があるものの、実は警戒している気持ちの方が強いです。
2.口は開いていないけれど舌がちょろっと出ている
犬の口は開いていないけれど舌がちょろっと出ている時は、寝起きでボーッとしているところです。
寝ている間に少しずつ舌が出てきてしまうことがあります。起きた時、あくびをしたついでに舌が出てしまうこともあります。
まだ起きたばかりでボーッとしている状態であるため、舌をしまい忘れてしまったのです。朝が苦手な犬もいますし、寝起きがすっきりしない日もあるようです。
3.少し口を開けてハッハッと息をしている
犬が少し口を開けてハッハッと息をしている時は、何かを感じて興奮気味になっているところです。
警戒し、威嚇したり、吠えたりしなければならない相手が近くにいることを感じているのではないでしょうか。
すでに戦闘態勢に入っているのかもしれません。お散歩中であれば、飼い主がリードを強く引いても、その場から動こうとしないことがあります。
4.口角を少し上げてかるいパンティングをしている
犬が口角を少し上げてかるいパンティングをしている時は、満足した気持ちでくつろいでいるところです。
お散歩から帰った時、ごはんを食べ終わった時、飼い主と遊んで疲れた時などによく見られます。
口角を少し上げているところに満足や嬉しさが表れています。かるいパンティングをしているのは、嬉しくて興奮した気持ちを落ち着かせようとしているところだからです。
目をやんわりと細めているところにも注目してみてください。
5.口をへの字に曲げている
犬が口をへの字に曲げている時は、拗ねていたり、退屈だったり、不満だなぁ…という気持ちでいるところです。
犬の機嫌があまりよくない時、口元がムスッとしていることがわかります。飼い主と目を合わせなかったり、離れていたがったりすることもあります。
犬の上唇がへの字に曲がったように見えるんです。理不尽に叱られた時、突然の雨でお散歩が中止になった時、飼い主だけ出かけようとしている時など、愛犬の口がへの字に曲がっていないか観察してみてください。
6.前歯を見せるように口を開けている
犬が前歯を見せるように口を開けている時は、警戒し、威嚇しているところです。苛立つ気持ちも含まれていることがあります。
マズルにシワを寄せているかもしれません。低い唸り声を発しているかもしれません。犬からの警告ですので、絶対に無視してはいけません。
犬が前歯を見せながら威嚇している時は、“これ以上はいけないよ”というサインです。近づいたり触ったりせず、犬が威嚇せずに済む距離まで離れてあげてください。
まとめ
愛犬の口元でわかる気持ちを6つ解説しました。
- 口を閉じて真剣な表情をしている
- 口は開いていないけれど舌がちょろっと出ている
- 少し口を開けてハッハッと息をしている
- 口角を少し上げてかるいパンティングをしている
- 口をへの字に曲げている
- 前歯を見せるように口を開けている
犬が嬉しい時の口元は緩んでいるように見えます。怒っている時や警戒している時は口元をキュッと結んでいるように見えます。
犬の気持ちを知りたい時は、口元に注目し、視線・耳の動き・しっぽの動き・声の出し方の変化にも気づけるとよいと思います。