【悲劇】約束を破った飼い主は犬に対してネグレクトを繰り返してしまいました

【悲劇】約束を破った飼い主は犬に対してネグレクトを繰り返してしまいました

冬、雪の降る田舎道の道端に犬が鎖でつながれ放置されていました。飼い主の身元はわかっています。2年前、同様に犬を扱った飼い主は、もうそのようなことはしないと約束したのですが、またしても…。警察に通報案件です。

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鎖がからまって、1ミリも動けない!

通報・発見

羊の群が行く手をさえぎる、ギリシャ・クレタ島のいなか道。車を徐行させながら、動物保護施設タキス・シェルター代表のタキスさんが説明します。

「探している犬がいるんです。鎖につながれて放置されているらしいです。…ここかな…。」

道端に床もない粗末な小屋が置いてあり、鎖につながれた犬がその後ろに隠れています。すでに女性が来て犬をなだめようとしています。

よく見たら、隠れているのではなくて、鎖がからまって動けなくなっていました。犬は震えています。

「これじゃ全く動けない!それにこの小屋を見てくださいよ。雨が降ったら水浸しです。悲劇的、クレイジーとしか言いようがない。雪も降ったし、夜間の気温は零下ですよ。ひどい!飼い主は逮捕されるべきだ。」

怒っていますねえ。

2人で犬をどうやって運ぶかなど相談中も、犬は困惑しながら静かにしています。小屋を抱えて移動し、犬の前にしゃがみます。犬は戸惑いながらもシッポを小刻みに振っていますよ。

喜んで、タキスさんの方へ向き直りたいけれど、動けないんです。あばらや背骨が浮いていますね。

リードを輪っかにして首にかけ、首輪をはずします。頭を抱えるようにした作業中も、犬はシッポを振りながら、じっと大人しく待ってくれています。わかるんでしょうねえ。素敵なことが起こってるって!

そして…はずれた!

出て来るようにうながしますが、上目遣いのまま、犬はためらって動きません。

「2年前にも同じ人物がこの同じ場所に縛りつけていた犬を保護したんです。もうしないと言っていたけど、またですよ。警察に通報します。」

犬を抱えてキャリーケースに入れました。また、雪が降り出しました。

シェルター

ここから次の動画です。保護した犬がシェルターに到着しました。尻込みしてなかなかキャリーケースから出てきませんが、空腹に耐えかねて、ドッグフードを食べにやっと出てきました。

奥で水を飲んでいるのがその子。そういえば、小屋のまわりには水も置いてありませんでした。

黒い子は、この日、別の場所でやはりつながれて放置されていたところを保護したのです。2匹ともオドオドしていますが友好的で、性格が似ているみたいです。きっと仲良くなるね。

再出発

ここは新しく加わった犬がまず落ち着けるように部屋の中で仕切りをした区画です。フェンスの仕切りの向こう側には犬たちがたくさん集まって、2匹の様子に興味シンシン。今日から仲間に溶け込んで、仲良く暮らそうね。そして願わくば、遠からず里親さんが見つかりますように。

動画を見ることは保護支援にもつながります!

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter

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