犬が動物病院に行く前にしがちな行動4つ!
個体の性格や慣れにもよりますが、動物病院が嫌いな犬はわりと多いですよね。知らない獣医さんに診察してもらう時の恐怖心や注射で痛い思いをして「嫌な場所」と認識してしまった犬は動物病院が苦手になってしまうことが多いです。
「これから病院だ」と察した時の犬の行動をいくつかご紹介していきます。
1.逃げる
お出掛けの準備をする飼い主さんを見て、いつもの散歩とはちょっと違う気配に気づき「これから病院だ!」と分かったとたん逃げ出してしまう犬もいるようです。
もちろんこれは「これから嫌いな場所に連れて行かれる…」という状況から、なんとか逃げてしまおうという気持でいっぱいなのでしょう。
動物病院に行く際はどうしても毎日のお散歩よりは少し荷物が多くなってしまうためか、不思議と病院に行くということに気づく犬も少なくないですよね。これから動物病院に行くということに気づかれないように工夫すると良いようです。
2.攻撃的になる
いつもは大人しくあまり吠えない犬でも、動物病院に行く気配に気づくと攻撃的になってしまうこともあるようです。飼い主さんに対して威嚇をしたり噛みつこうとすることもありますので十分な注意が必要です。
また病院に着いてから獣医さんや看護師さんに攻撃的になってしまう個体も少なくないので、決して噛みついてしまわないように注意しましょう。
3.震える
動物病院に対して恐怖心が強い個体は逃げて隠れて震え出してしまうこともあります。犬は寒さを感じて震えることもありますが、恐怖心や警戒心を強く感じた時にも震えることがあります。
動物病院を「嫌いな場所」や「怖い場所」と認識しているため、同時にストレスを感じているとも考えられます。
4.粗相をしてしまう
動物病院が嫌いな犬は、不安感や恐怖心から病院に行く前に粗相をしてしまうこともあるようです。動物病院に着いてからも耐え切れずに粗相をしてしまう犬もいるので、過度に心配な場合はマナーパンツなどを使用しましょう。
犬が動物病院を嫌がる時の対処法は?
犬が動物病院を嫌がる理由として「病院に慣れていない」また「嫌な思いをしたトラウマがある」などが主になります。すぐには改善できないかもしれませんが、少しでも愛犬のストレスを軽減できるよう、また動物病院に慣れてもらえるよう色々と対処していきましょう。
1.動物病院をひとつに決めておく
まずは動物病院自体に慣れてもらうことが大切なので複数の動物病院に連れて行くのではなく、ひとつかかりつけの病院を決めておきましょう。獣医さんに慣れてもらうのはもちろん、待合室の環境や病院自体の雰囲気などに何度か行くことで少しづつ慣れてくれる可能性が高くなります。
2.ご褒美を与える
愛犬に「動物病院に行くと良いことがある」とイメージを持ってもらうために、ことあるごとにご褒美として大好きなオヤツを与えましょう。
病院に行くために家を出る時、病院に着いた時、診察室に入る時、診察や治療が終わったタイミングなど様々な場面でオヤツを与えてください。愛犬に動物病院は良いところとイメージを強く持ってもらうため、獣医さんの手からオヤツを与えてもらうのも効果的です。
3.嫌がっても叱らない
愛犬が動物病院に行きたがらなくても叱ったりしないでください。飼い主さんとしては予約の時間などもあれば何とか急いで連れて行きたいという気持もあると思いますが、叱ってしまうのは逆効果で動物病院を更に嫌いになってしまう可能性があります。
どうしても嫌がって行きたがらない時は気持ちが落ち着くまで様子を見たり、遊んで気分転換するなどしてみましょう。
4.飼い主さんとの信頼関係を築いておく
犬が動物病院を嫌いになる理由のひとつに、飼い主さんとのコミュニケーションが不足していることも考えらえるようです。日頃から愛犬が体のどこの部分を触っても嫌がることのないよにしっかりとコミュニケーションをとっておきましょう。
飼い主さんに触れられることも嫌がるようであれば、獣医さんに触診されることも不安や恐怖を感じやすくなってしまいます。また病院から帰宅したら沢山触れて褒めてあげましょうね。
まとめ
犬は特に病気になっていなくてもワクチン接種などで必ず動物病院にお世話になる機会があります。出来ることなら子犬のうちから慣れてもらうことが一番。
動物病院を嫌な場所と記憶しないで成長できるよう、子犬のうちからかかりつけの病院を決め、オヤツを与えたり、たくさん褒めたりしながら「動物病院は楽しい場所」とイメージを持ってもらうように通院しましょう。
飼い主さんの緊張感は愛犬にも伝わってしまうので、飼い主さんも出来るだけリラックスした気分で動物病院に行けるようになると良いと思います。