犬が時々ピタッと止まる時の心理
1.気になる音をじっくり聞きたい
犬は気になる音をじっくり聞きたい時、ピタッと止まることがあります。
- 見知らぬ音を聞いた時
- 犬同士が喧嘩をしている声を聞いた時
- 衝撃音を聞いた時
- 家族の車の音を聞いた時
犬が時々ピタッと止まるのは、このような音を聞いたからです。
見知らぬ音であれば、その音の正体を知るためです。犬同士の喧嘩であれば、(向こうへは行かない方がよさそうだ…)と考えているのではないでしょうか。助けに向かおうとする勇敢な犬もいるかもしれません。
衝撃音を聞いた時は、身を守るためにはどのように行動したらよいかを考えるためにピタッと止まることがあります。
家族の車の(エンジン)音を聞いた時は、自宅の方向へ向かって小走りになることがあります。急に興奮したように走る愛犬を見て、飼い主は驚いてしまうかもしれませんね。
2.苦手な人の声を聞いてしまった
犬が時々ピタッと止まるのは、苦手な人の声を聞いてしまったからです。
例えば、子供が苦手な犬っていますよね。お散歩の時、登下校をする子供たちとすれ違うことがあるのではないでしょうか。
すれ違う時に大きな声で話しかけられた、子供が走って向かってきた、体を乱暴に撫でられたなどの経験をすると、子供の声を聞くだけで避けるようになってしまうことがあります。
お散歩中、嫌な言葉をかけてきた大人の声もよく覚えています。飼い主が不快な態度を示したのでしょう。(避けなければ…)と考えているのかもしれません。
3.大好きな犬や人が近くにいることに気づいた
大好きな犬や人が近くにいることに気づいた時、ピタッと止まることがあります。
自分がいる方へ向かっていることが分かれば、その場にピタッと止まったまま待ちます。違う方へ行ってしまうことが分かれば、自分も小走りでそちらに向かおうとします。相手が人であれば、足音で分かるとされています。相手が犬であれば、息遣いやニオイで分かるのではないでしょうか。
飼い主をアイコンタクトをしながら「あっちに行こうよ!」と誘うことがありますが、愛犬が嬉しそうな楽しそうな表情や仕草をしている時は行ってみてあげてください。きっと大好きな犬や人に会えると思います。
4.飼い主を気遣いたい
犬が時々ピタッと止まるのは、飼い主を気遣いたいからです。
ピタッと止まった後、飼い主を振り返ることがあるのではないでしょうか。自分が先を歩いていることに気づき、飼い主のことを振り返って確認し、「大丈夫?」と気遣っているのです。
ちょっと早く歩きすぎたかもしれないと思ったのか、飼い主の歩くスピードに合わせて歩く気遣いをしてくれることがありますよね。しかし、いつの間にかまた犬の方が先を歩いているのが可愛くて面白いですよね。また気づき、ピタッと止まって確認するのを繰り返しながらお散歩するのではないでしょうか。
お散歩が大好きな犬にとって、歩くことや興味を惹く周りのことやものに気を取られてしまうのは仕方のないことです。それでも飼い主への気遣いを忘れないところが健気で愛おしいですよね。
5.もう歩きたくない
犬が時々ピタッと止まるのは、もう歩きたくないと思っているからです。
飼い主の顔を見上げてジッと見つめてくる時は、「もう帰るよね?」や「抱っこしてくれる?」のサインなのではないでしょうか。
「帰る?」と声をかけると、嬉しそうに自宅の方へ向かって歩き出すことがあります。犬にもそろそろ帰ろうかなというタイミングがあるようです。
飼い主に甘えたくて、お散歩の途中で急に抱っこしてもらいたくなる犬もいます。超小型犬なら抱っこ散歩もたまには悪くないのではないでしょうか。
抱っこされると見晴らしがよくなることも、お散歩中に抱っこされたい理由かもしれません。
まとめ
犬が時々ピタッと止まる時の心理を5つ解説しました。
- 気になる音をじっくり聞きたい
- 苦手な人の声を聞いてしまった
- 大好きな犬や人が近くにいることに気づいた
- 飼い主を気遣いたい
- もう歩きたくない
愛犬がピタッと止まった時は、飼い主もピタッと止まって耳を澄ませてください。何か聞こえてくるかもしれません。
愛犬が見ている方をよく見てみてください。何か近づいてきているかもしれません。