犬の爪切りはどのくらいの頻度でするべき?
犬は屋外での散歩などで爪が自然と削れていくこともありますが、猫とは違い、屋外の散歩だけでは爪の長さを適切な長さに保つことは難しいです。
そのため、月に1回を目安に爪をチェックし、伸びていたら切るのが理想と言われています。1〜2ヶ月に1回トリミングサロンに行っている場合は、トリミングサロンで爪切りを行なってもらう人も多いでしょう。
また、フローリングの上を歩いているときに「シャカシャカ」と爪がぶつかる音が聞こえたら、爪が伸び過ぎているサインです。早めに爪を切ってあげましょう。
犬に絶対してはいけない『爪切りの仕方』3選
犬は爪切りを怖がる子が多くいます。ここでは犬に絶対してはいけない『爪切りの仕方』を紹介します。なるべく爪切りは怖くないと認識させてあげるためにも、怖い思いをさせないように気をつけてあげてください。
1.嫌がる様子を見せている犬を無理やり押さえつける
爪を切らないと、という思いが強く勝ってしまい、嫌がったり暴れたりする愛犬を無理やり押さえつけるようにして爪切りをしていませんか。このように嫌なことを無理強いされてしまうと、犬はその行為に苦手意識や嫌悪感を抱くようになります。
すると、次から爪切りをしようと爪切り鋏を取り出すだけで逃げたり隠れたりするようになり、より爪切りに対して拒絶反応が強くなってしまう犬は多いです。
嫌がる様子を見せている場合は、ご褒美を見せたり、気分転換をして一度落ち着かせてから再度挑戦するなど、あまり無理強いしないようにしましょう。
2.爪を切る際に足を強く握るなど痛みや不快感を与える
爪を切る際、飼い主側が緊張してしまい、つい足先を強く握ってしまったり必要以上に足を高く上げてしまったりすると、犬は痛みや不快感を覚えて嫌がるようになってしまいます。
「こんな嫌な思いをするなら爪切りしたくない」と爪を切っていない段階で苦手意識を持たせてしまうため、なるべく飼い主側が寄り添うような姿勢で爪切りを行うようにしましょう。
もしも家族がいる場合は、2人以上で行うことをおすすめします。1人は抱え込むようにして爪切りを行い、もう1人が愛犬の注意を別のもので引いておくとスムーズに運ぶことが多いです。
3.爪を切り過ぎてしまう
多くの飼い主さんがやりがちな過ちに、犬の爪を切り過ぎてしまうという失敗があります。
爪を切り過ぎてしまうと人間と同じように痛みを伴い出血してしまうため、犬も爪切りに対して恐怖心を抱いてしまうことが多いです。
犬の爪はどこまで切ればいいのかわからないと悩む人が多いですが、必要以上に切る必要はありません。歩いた時に邪魔にならない程度まで切れば十分です。
白っぽい爪の場合は血管部分がピンク色に透けて見えますので、ここを切らないようにしましょう。黒い爪の場合はどこまで切っても大丈夫なのかということが分かりません。ほんの少しずつ切り進めるのがコツですが、無理せず動物病院かトリミングサロンにお願いしましょう。
犬の爪切りを自宅で行う際に注意するべきポイント
犬の爪切りを自宅で行う場合は、まず飼い主があまり緊張せずリラックスした状態で臨むことが大切です。あまりにも緊張していると、その緊張が愛犬にも伝わってしまい犬も怖がってしまいます。
また、爪切りを行う際はなるべく愛犬が安心できるよう、飼い主が優しく抱え込むようにし、爪を切る足を愛犬に見えないようにして行うとスムーズにいくことが多いです。
先にも紹介した通り、爪切りは1人で行うよりも複数人で行う方がやりやすいです。爪切りを1人がおこなっている間に、もう1人がおもちゃやおやつで注意を引くことで、爪切り側が集中して行いやすいでしょう。
爪を切る前に、爪を横から見ることで血管がどの位置まであるのかを確認することができます。血管の数ミリほど手前まで切るようにすることで、切りすぎを防ぐことができますよ。
どうしても難しいと感じた場合は無理に自宅で行わず、動物病院やトリミングサロンなどに依頼することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。爪切りは犬のお世話の中でも難しいお手入れの1つです。難しい、失敗してしまった経験があるという方は、トリミングサロンや動物病院にお願いしたり、教えてもらうことをおすすめします。