犬の里親になるべきではない人もいる!5つの特徴や知っておくべき現実

犬の里親になるべきではない人もいる!5つの特徴や知っておくべき現実

近年、犬を迎えるなら里親になりたいと考える人も多く、それはとても素敵な考えだと思います。しかし、中には里親になるべきではない人もいることをご存知でしょうか。里親になることは簡単なことではないため、犬を迎える前に自分が適しているかどうか考えてみましょう。

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犬を迎えるなら里親に…適性のない人もいることを知って

檻に入れられている犬

一昔前は、ペットショップから犬を迎える人が圧倒的に多数派でした。日本では、現在もペットショップから犬を迎える人が多い傾向にありますが、少し前に比べると、保護団体の里親募集から犬を迎える人の数が増えてきたように感じます。

保護された犬たちが新しい家族の元に迎えられて幸せな生涯を送るということは、とても素晴らしいことです。しかし、すべての人が里親に適しているとは限りません。

保護犬の里親になるのは簡単ではない!現実を知ってから迎えて

里親募集されている保護犬たちは、保護犬になった経緯が異なります。元々野良犬だった犬もいれば、飼い主に見放されてしまった犬、飼い主逝去などにより保護された犬もいます。

元野良犬やしつけがしっかりされていなかった犬などは、十分なしつけが行き届いていなかったり、病気を患っていたりします。また、虐待を受けていた犬に関しては、人間に対して不信感や敵意を持っている子もいるでしょう。

他にも保護犬は他の犬よりも経済的に裕福でなければ難しい場面が出てくることも少なくありません。さまざまな大変な困難を乗り越える必要があるため、そうした覚悟を持って迎えなければいけないのです。

犬の里親になるべきではない人の特徴5つ

保護された子犬たち

少々厳しいことを言うようですが、犬が好きな人の中にも「里親には適していない」と判定される人は少なくありません。ここでは犬の里親になるべきではない人の特徴を紹介するので、自身に当てはまっていないかどうかチェックしてみましょう。

1.すでに自身が高齢である

現在、犬の平均寿命は14歳前後と言われています。長生きする犬は20歳近くまで生きる犬も少なくありません。こうした犬たちの寿命を考えると、すでに自身がご高齢である方は、里親になるべきではありません。

80歳近くなってからも犬の散歩に毎日行けるでしょうか。元気いっぱいな犬たちの遊び相手になれるでしょうか。病気や怪我を負ってから、お世話はどうするか考えていますか。

そうした問題点としっかり向き合うと、現在70歳を超えている方は里親になるべきではありません。65歳以上の方も、もしも自身に何かあった時のために愛犬を託せる人を探しておくべきでしょう。

2.金銭的に余裕がない

家計管理

現時点で、金銭的に余裕がない人は里親になることを諦めてください。保護犬はもちろん、犬を飼うということは多くのお金がかかることも忘れてはいけません。

日々お世話するための食糧や日用品、愛犬のストレスを発散させる娯楽品、毎年の予防接種代や病気になった時の医療費など、挙げればキリがないほどかかる費用は膨大です。

今の時点で「お金に困っている」「そんなに余裕はない」という場合は、犬を飼ってしまうと困窮してしまう可能性があります。自身のためにも、犬たちのためにも諦めるのが最善です。

3.時間に余裕がなく十分なコミュニケーションが取れない

仕事が忙しい、趣味が多く時間が取れない、育児や家事に忙しいという方も、里親になるべきではないでしょう。

犬を飼うということは、自身の時間をある程度制限することになります。散歩やごはん、遊びの時間など毎日のお世話やコミュニケーションに加え、突然の体調不良時には病院に連れていくことも忘れてはいけません。

また保護犬の中には、飼い主からの愛情を他の犬以上に注がれるべき子も多くいます。犬と信頼関係をじっくり確実に築いていくためにも、時間に余裕がなければ迎えることは難しいでしょう。

4.体力や気力に余裕がない

疲れている男性

仕事に疲れていたり育児に疲れている、すでに年齢的に体力に自信がないという方も今一度、里親になることを考え直してみましょう。

犬のお世話やしつけ、コミュニケーションをとることは、想像以上に体力や精神力を使うことがあります。「犬を飼うと癒される」という人もいますが、同時に大変なことも多いのです。

現在、体力や気力に余裕がないという方は、一旦、里親になることを諦め、自身に余裕が戻ってから再度迎えることを検討してみてはいかがでしょう。その場の「かわいそう」という思いだけで迎えてしまうと、後々お互いが苦しむことになる恐れがあります。

5.そもそも住居が「ペット不可」物件

みなさんが住んでいる住宅は、ペットを飼っても問題のない環境でしょうか。そもそも、現在住んでいる物件がペット不可物件である場合、犬を飼うことはできません。

「内緒にしていれば大丈夫」「他にもこっそり飼っている人もいるから大丈夫」と考えているのならば、問題です。いつ「ペットを飼っている人は退去してください」「ペットを手放してください」と言われるかわかりません。

犬だけでなく、すべての動物を迎え入れる場合は、その動物が快適に、そして問題なく迎えられる環境を整えてあげることが大切です。どうしても里親として犬を迎えたい場合は、事前にペット可の物件に引っ越すことを検討してください。

まとめ

ゲージの保護犬と女性

いかがでしたか。犬の里親になるという選択は素敵なことです。しかし、かわいそうだからという理由だけで迎えてしまうと、後々苦しい状況に陥る恐れがあります。今回紹介した特徴に当てはまる方は、今一度里親になることを考え直してみてください。

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