犬、車にはねられたって。
診察台で
いきなり、動物病院の診察台に横たわっている犬が映し出されます。与えられた情報はこれだけ。
「この犬は車にはねられました。運転手は走り去りませんでした。」
つまり、おそらく運転手自身が犬を病院に運んだのでしょう。ひき逃げが多い中、この運転手は良心を持ち合わせていたのが不幸中の幸いでした。
元気回復
病院でどのような治療がされたのかわかりませんが、どうやら、大きなケガはなかったようですよ。これまた不幸中の幸い。きっと全身をくまなく検査し、点滴を打ち、犬は落ち着きを取り戻したのでしょう。
次の動画では、回復した犬の様子です。まだ病院の中のようですが、最初の動画で力なく横たわっていた子が、ここではしっかりと立ち、キラキラした瞳が健康を保証しているように見えます。
部屋の中をウロウロする犬を、食べ物で誘導しています。その様子を振り返る犬もいますが、お互いに相手の邪魔をしないようにしているみたいです。
シェルターに引き取るため、車にクレートを用意しています。さあ、行こうよ。と誘いますが、犬は建物の外へ出ることを拒否。
体のケガはありませんが、心のキズが残っているのかもしれません。車が行きかう道路がこわいのでしょう。
かたくなに動かず、部屋の奥へ戻ろうとする犬を抱え上げてクレートに運びました。犬はおとなしくしています。
ハッピーテイル!
最後の動画では、シェルターに到着して元気なこの子の様子です。他の犬たちが回りをウロウロしていようが、吠えようが、おかまいなし。この子はただ、目の前にシェルター代表のタキスさんがいるのが嬉しくて、後足で立ち上がって、フリフリ、フリフリ、ハッピーテイル!犬のハッピーテイルは幸福の印です。
この子が幸運だったのは、車にひかれても大したケガがなかったこと、そして運転手がまともな対応をしてくれたこと。ケガがなくても、頭を打って意識を失い、道路に倒れて放置されたら、後続車にひかれるかもしれません。見えない内臓を損傷して、病院で検査しなければそのまま死亡するかもしれません。とにかく病院へ行けたこと、そしてシェルターにつながったことが、この子の運命を良い方向に導きました。
交通事故にあった動物を見かけたら、手を差し伸べたいですね。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter