犬が「リラックスできる環境」の特徴3つ
犬がリラックスできる環境の特徴とは、いったいどのようなものなのでしょうか。正しく理解して、愛犬のために役立ててあげましょう！
1.快適な温度がキープされている
犬がリラックスできる環境の大きな特徴のひとつが「快適な温度がキープされている」ことです。
日本は季節によって気温が大きく変わります。夏はクーラーや扇風機、冬は暖房を使って気温を最適に保ちましょう。
犬が過ごしやすい気温は22℃といわれています。これを目安として夏場は26℃前後、冬場は20℃前後、湿度は50〜60％をキープしましょう。
2.犬専用のスペースがある
犬専用のスペースがあることも重要です。クレートや犬用のベッドなど専用スペースがあることで、犬も安心してくつろげます。よりリラックスできるように、犬や飼い主の匂いがついたものを一緒に入れてあげてくださいね。
また、専用スペースは家族が見える部屋の隅に設置するのがおすすめです。犬は野生時代の本能から、いつどこから敵がくるかわからないと構えています。部屋の隅であれば360度すべてを警戒する必要がないので、気をはらずに眠れるのです。
さらに家族の姿が見える場所であれば安心してリラックスできるので、専用スペースはリビングの隅などに設置してあげるとよいでしょう。
3.家族の仲がよい
気温や専用スペース以外にも、一緒に過ごす人も大事です。家族の仲が良いと犬もリラックスして過ごせます。逆に家族が常にケンカをしているような環境だと犬もかなりストレスが溜まってしまいますし、リラックスして過ごせません。
たまにケンカすることがあっても基本的には仲が良い家族の姿を見せるよう心がけましょう。犬も信頼しあえる存在に囲まれてリラックスできるはずですよ。
犬が「落ち着かない環境」の特徴
不快な気温
犬は暑すぎたり寒すぎる環境では、落ち着いて過ごせません。人間も暑すぎる日や寒い日はストレスを感じたり体調を崩すこともありますよね。一方冷房や暖房がきいた場所だと快適に感じるでしょう。
これは犬も同じで、快適な気温が保たれていない環境ではストレスを感じ、リラックスすることができないのです。
自分だけのスペースがない
犬にとって自分だけのスペースがないのは、リラックスできない環境です。自分だけの落ち着ける空間がないことでストレスが溜まってしまいます。
愛犬がリラックスできるように、安心してくつろげる専用のスペースをつくってあげることが大切です。
窓の近くのスペース
「外の景色を見せてあげたい」「日の当たる場所が暖かくて良さそう」と思いがちですが、窓の近くは犬にとって落ち着ける環境ではありません。人や犬が通るのが見えたり車の音が聞こえると、外が気になりリラックスできないのです。
また、夏場は窓越しでも日差しが強く、部屋にクーラーをつけていても犬の体温が上がってしまい熱中症の危険も高まります。暑さでなかなかリラックスして眠ることもできないでしょう。犬のベッドやクレートは窓から離れた場所に設置してくださいね。
家族がいつもケンカしている
家族がいつもケンカしている環境では犬がリラックスできません。犬は家族を大切な仲間だと認識しています。家族がケンカしていると間に入って止めようとする犬もいるくらいです。
家族がいつもケンカをして大声が飛び交っていたり殺伐とした空気が流れていると、犬は落ち着くことができずストレスが溜まってしまいます。
まとめ
リラックスできない環境で過ごしていると、犬はストレスを強く感じ、場合によっては病気になってしまう可能性もあります。
今回の記事を参考に、犬が安心してくつろげる環境をつくってあげてくださいね。
