犬は飼い主さんに『不満』を持つの?
犬にもたくさんの感情があり、嬉しいと感じることもあれば、悲しいこと感じることもありますし、好きなことも嫌いなこともあります。そして多くの犬が「大好き!」と思っている存在が飼い主さん。
犬にとって飼い主さんは大切な家族であり仲間です。信頼できる母犬のような存在でもあり大切な人。そんな大切な飼い主さんに対しても感情が豊かなため「不満」を持ってしまうこともあるよう。
愛犬が飼い主さんに対して持っている「不満」が愛犬のマガママではなく、飼い主さんのお世話不足であるなら、やはりしっかりと解消してあげなけれがいけません。
犬が飼い主に対して持っている『不満』4選 どうやって解消してあげるのがベスト?
1.運動不足
飼い主さんが忙しく愛犬との時間をしっかり作れないと運動不足になってしまいがち。毎日お散歩に行ってたとしても、犬種によっては1時間以上のお散歩が必要になることもあるので、飼い主さんが気づかないうちに運動不足になっている可能性もあります。
犬は運動不足により不満やストレスを感じると問題行動が増えてしまいます。吠えるなどの攻撃的な態度、トイレの失敗、破壊行動など体力を持て余しているからこその問題行動が多くなるよう。
愛犬の運動不足をなんとなくでも感じている飼い主さんは、まずは愛犬にとって必要な運動量を調べ適切なお散歩の時間を確保しましょう。どうしても短い時間しかお散歩に行けない日はご自宅内でも、持って来い遊びなど身体を使う遊びをして運動不足を解消してあげましょう。
2.構ってもらえない
飼い主さんのことが大好きな犬はとても多いです。また犬は基本的に群れの仲間達と生活を共にする生き物なので、ひとりで過ごす時間は得意ではありません。
甘えん坊な性格の個体であれば、いつでもどこでも飼い主さんと一緒に過ごしたいと感じているでしょう。あまり構ってもらえないことに不満を感じている犬も少なくはないはずです。
しかし、飼い主さんもいつも一緒に過ごしたいと思っていたとしても難しいですよね…。そんな時は離れた場所からでも頻繁に話しかけるようにして不満や寂しさを解消してあげましょう。
もちろんスキンシップなど、一緒にのんびりと過ごせる時間をしっかり作るのが一番ではありますが、忙しい時は声をかけるだけでも愛犬の寂しい気持ちを解消してあげることが出来ます。「いい子だね」「大好きだよ」など優しい言葉をかけることで安心してくれるはずです。
3.留守番が長い
構ってもらえないことに不満を持っている理由と同じく、ひとりで過ごさなければいけない「お留守番」に不満を持っている犬も少なくないと思います。
飼い主さんとしては大事なお仕事に行っているだけでも、犬としては「自分を置いてどこ行くの?」と感じているかも。不満や寂しさを感じずにすむよう、お留守番の環境を整えてあげましょう。
もちろんお留守番の時間を短く出来るのであればそれが一番ですが、なかなか難しいのが現実だと思います。安全を確保するためにケージやサークルなど愛犬のハウスで留守番してもらうのがおすすめ。ハウスが安全で安心できる場所だと認識してもらえるよう、日頃からハウスの練習もしておきましょう。
トイレとお気に入りの寝床をハウス内に設置するため、ある程度のスペースは必要になります。自由に飲めるお水も用意して、寂しさを感じずにすむよう夢中になって遊べる安全なおもちゃを与えましょう。飼い主さんのニオイがついた使い古したタオルなども一緒に一緒に置いておくと安心感が増すはずです。
4.一貫性のない態度
愛犬に対して一貫性のない態度を取ってしまったことはありませんか?例えば、ソファに乗ることを叱る日もあれば許す日もあるなど、愛犬が混乱してしまうようなことをすると飼い主さんに対して不満を持ってしまうでしょう。
飼い主さんの一貫性のない態度は愛犬に不満を持たせるだけでなく、飼い主さんに対して不信感を抱く原因にもなりかねません。信頼関係も築きずらく信用してもらえなくなってしまう可能性があるのでしつけも難しくなります。
一度決めたことを飼い主さんの気分によってコロコロ変えてしまわないよう、一貫性のある態度で愛犬と接するように心がけましょう。
まとめ
愛犬が飼い主さんに持っている不満がワガママでないのであれば、ずっと我慢をしているはず。我慢し続けているとストレスにもなってしまうので早めに解消してあげたいですね。運動量に気を配り、寂しい思いをさせないよう愛情をもって接していれば不満も少しずつ解消していくものだと思います。
ストレスは体調の変化や態度にも表れます。ちょっとした愛犬の変化を見逃さないよう注意深く見守り「不満」を持っているようであれば、ストレス発散と共に不満も解消できるよう過ごしていきましょう。