犬は生きる上で大切なことを教えてくれる
犬を「飼う」とはいいますが、愛犬家にとって犬は家族の一員ですよね。
ただ、人間と違いのある「犬」という存在だからこそ、わたしたちが忘れがちな大切なことを教えてくれることがあります。
私自身、長く犬と一緒に過ごしてきた経験からたくさんのことを学びました。そんな実体験も含め、愛犬が教えてくれた大切なことをお伝えしていきます。
愛犬が教えてくれた「人生において大切な5つのこと」
1.感情を素直に表すこと
犬は感情を素直に表してくれますよね。思いっきりしっぽを振りながらお出迎えしてくれたり顔をペロペロ舐めるなど、言葉が話せないぶん行動で感情を表現してくれます。
一方でわたしたち人間はさまざまな感情が入り混じり、素直にありがとうや嬉しい、さみしいといった気持ちを伝えられないときもあります。相手に直接伝えられる「言葉」を使えるにもかかわらず、伝えないのはとてももったいないことです。伝えなかったことで後悔することもあるでしょう。
しかし犬は、相手にどう思われるかは考えずに全力で感情を表します。わたしたちも大切な相手にこそ、感情を素直に表現していくことで、より良い関係性を築いていけるのではないでしょうか。
2.見返りを求めないこと
犬は見返りを求めません。「おやつがもらえるから」と芸を覚えることはありますが、基本的には見返りを求めずに行動することが多いです。前章にもつながりますが、全力で「嬉しい」「ありがとう」を表現するのは相手のことが大好きだから。何かをしてほしくて全身で感情を表現しているわけではありません。
人間であれば「家事をしたから感謝の言葉があるだろう」「プレゼントをあげたから相手もくれるだろう」と、心のどこかで相手に見返りを求めていることがあります。まったく見返りを求めないのは難しくても、見返りよりも先に相手への愛情を表現したいと思える人でありたいなと犬は思わせてくれます。
3.家族がかけがえのない存在であること
家族がかけがえのない存在であることを実感させてくれるのが愛犬です。家族といつも一緒にいると、小さなことで苛立ったり言い争うこともあるでしょう。うっとうしいと思ってしまう時もあるかもしれません。
しかし犬は、常に家族を一番大切に思い行動しています。家族は一番近い存在だからこそ当たり前に思ってしまいがちですが、かけがえのない存在であることを忘れずにいたいですね。
4.今を全力で生きること
「今この瞬間を全力で生きる」ことも犬は教えてくれます。人間は過去のことをいつまでも引きずってしまったり、未来への不安から臆病になってしまうこともありますよね。しかし、犬はどんなときでも「今」を全力で生きています。
過去や未来にとらわれすぎて「今」が見えなくなってしまっては、日々がつらいものになってしまいます。愛犬が全力で今を生きているように、過ぎたことやまだ起きていないことばかりを考えるのではなく、この瞬間を全力で生きてみましょう。
5.命が尊いものであること
わたしたちは、つい当たり前のように「明日」がくると思ってしまいますがいつ何があるかわかりません。そんな中で、犬は命が尊いものであることを教えてくれます。
私の愛犬は生まれつき心臓が弱く、長くは生きられないだろうとお医者さんに言われていましたが、結果的に16歳まで生きてくれました。愛犬が全力で生きた人生を通して、改めて命の尊さを実感しました。愛犬を大切にするのと同じように、自分自身の命も大切にしなければいけないものだと忘れないようにしていきたいですね。
まとめ
今回は、愛犬が教えてくれた「人生において大切なこと」をご紹介しました。
愛犬と一緒に過ごす中で気づかされることは少なくありません。全力で生きている姿からたくさんの学びをくれる犬には、たくさんの幸せを感じながら生きていってほしいものです。
愛犬がそばにいてくれる間に、たくさんの愛情を注いであげてくださいね。